アメリカの著名なモティベーターであるジグ ジグラーの本が面白かったので、こちらの本も読んでみたくなりました。
本の内容
トリガーノート
アイデアを記録しておかないと、すぐに忘れてしまう。
まずは、ノートを一冊買って、思いついたことをどんどんメモしましょう。
バランスのとれた成功には健康、富、そして幸福が含まれている。
そうした成功に欠かせない基本条件は、正直さ、優れた人格、信念、誠実さ、愛情、そして忠誠心である。
お金があっても病気になれば本当だと言えないし、家族を犠牲にするもの成功とは言えない。
バランスがとれた成功というのが、人を幸福にしてくれると思います。
将来あなたがなりたいものや、したいこと、手に入れたいものをリストアップしてみよう。
リストアップしたものを本当に望むなら、六つの具体的なステップを上らなければならない。
これらのステップのうちの一段でも抜かしたら、あなたは「アウト」と宣言される。
まずは、リストアップしてみましょう。
実はこのリストアップをしていない人がほとんどなので、リストアップしただけで大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう。
トップに至るステップ
一段目は、健全なセルフイメージを開発することだ。
二段目は、ほかの人々の価値や能力を認め、彼らとうまく共存し、共に活動する必要性を学ぶことである。
三段目は、目標をしっかり定めることだ。人生を設計するには計画や目標を持つことが重要になってくる。
四段目と五段目は、「正しい」心構えを持ち、努力を厭わない、ということだ。代償を「払う」ことよりも、報酬を「楽しむ」ことを学んでいくはずだ。なぜなら、成功するために払う代償は、失敗して払う代償よりもはるかに少ないからである。
六段目は、勝利しようという、燃えるような欲求を持つことだ。あなたには「したいこと」がたくさんあるはずだ。また、自由な世界に生きているのだから、自分の運命を自らコントロールできるのだ。
幸い、成功するために必要な要素はすべて、すでにあなたに備わっている。
「あなたが今の状態にあるのは、まさに自分がそう望んだからだ」
もしかしたら、あなたは間違った方向へ進むように導かれ、悪い影響を及ぼされたせいで、「ゴミ捨て場の思考」を強いられたのかもしれない。
心にゴミ(ネガティブ思考)が投げ込まれていたとしてもたいして問題はない。そうしたすべての「ゴミ」をあなたは克服できるのだ。
あなたの成功や幸福は、あなた自身から始まるのである。
今の状態は、自分自身が選んできた結果です。
自分はダメだとか、こうなったのはあなたのせいだと他人を批判しても何も変わりません。
自分自身を変えるとが成功への出発点だと思います。
人生のあらゆる面において成功する唯一の方法は、自分自身やまわりの人々に対して徹底的に正直であることだ。
これが成功の本質ですね。
周りの目を気にしたり、他人の意見に流されて活動しても、それは本当の意味で成功への道にはつながりません。
セルフイメージ
人間は考えるとおりの自分になるのだ。
あなたが自分を有能で価値ある人間と見なせば、それにふさわしい行動を起こし、見合った結果が得られる。
自分を無能で価値のない人間と見なせば、いい結果は得られない。
人はもっと自分自身を過大評価していいと思う。
それによって、意識も変わり、行動も変わり、結果として自分の評価通りの結果が得られるのだと思う。
人生という名のゲームで、バッターボックスに立ちながら、一度もボールを打とうとしない人は一番の敗者だ。
努力して失敗したなら、そこから何かを学べるし、以後の失敗も減らすことができる。
だが、何もしなければ、学ぶものは皆無である。
結果を気にせず、とにかく「バットを振る」ことが大切です。
教育は重要だが、何かに打ち込む態度のほうがもっと重要なのである。
これは真実ですね。
学歴など気にせず、好きなことに熱中することが大切です。
ある人がときどき悪いことをする人間というのではなく、根本的に悪い人間だという含みがある有害な非難が、頻繁になされているのだ。
こうした非難の言葉を、外見や学習上の困難などと結び付ければ、自尊心を損なう要素がすべてそろう。
すると子供は、人から愛される資格がないと思い込む。
さらに、その考え方を発展させ、まわりの人が自分を愛せない、または愛してくれないなら、自分も自分自身を愛せないし、愛せるわけもないということになってしまうのだ。
これは自戒を込めて、頭に入れておきたい重要なことです。
「賢い親は自分の子供の前で、別の子供の外見をほめたりしないものだ」
賢明な親は我が子にもっと身に付けてもらいたいような行動や性格についてほめるのだ。
これも気をつけたいポイントです。
好ましくないセルフイメージが生まれるもう一つの原因は、ある計画における失敗を、人生における失敗と混同しがちなことだ。
悲劇的だが、こうしたことは教師や両親が原因である場合が多い。
ひとたび好ましくないセルフイメージが生まれれば、普通は劣等感が増長する。
これも自分に自信がない人や挑戦しない人に共通の考え方だと思います。
ちょっと失敗したくらいで人生が終わるわけではありません。
どんどんバットを振って、空振りし、学んでいくことが大事なのに、空振りしたくない、空振りしたら人生終わりと考え、バットを振らない人が多いです。
野球選手は10打席中、7回アウトでも素晴らしい選手だと評価されます。
失敗に対してもっと気楽に構えることが大切です。
他人にはできるのに自分にはできない、と劣等感を持つ代わりに、他人にできなくて自分にできることに注意を向けてみてはどうだろう?
違いは経験だけである場合がほとんどなのだ。
彼らは自分にある才能や長所を見ていたのだ。
他人と比べる、これほど無意味なことはありません。
他人とはこれまで生きてきた人生も違うし、経験も違います。
自分には自分だけの長所や経験があります。
自分にある才能や長所を見つけ、自分を信じ、どんどん駆使すれば望むものを手に入れられます。
無意味で不安定な行動の大半は、好ましくないセルフイメージが原因である。
彼らはこんなふうに言う。
「大学に戻って学位を取りたいが、それには六年かかるから、取った時には38歳になってしまう」
(だが、大学に戻って学位を取らなくても、六年後の年齢は変わらないだろう)
セルフイメージが行動を変えるのは本当です。
大事な場面でこそ、セルフイメージが与える影響は大きいと思います。
せっかく努力を積み重ねてきたのに、「自分は成功者にふさわしくない」というセルフイメージを持っていると、成功の直前で大きな失敗をしたりします。
また、セルフイメージが低いと、やらない理由を自分の中で正当化してしまいます。
セルフイメージが行動を変えるということを理解することが、自分のイメージを変える大きな一歩です。
家庭内で好ましくないセルフイメージが現れるのは、親が子供をしつけたがらない場合である。
親は子供にそっぽを向かれることや、子供が親への愛情を抑えたり失ったりすることを恐れる場合が多い。
こうしたことで、親は監督する力や尊敬、愛情を失う。
子供は親への信頼、それに伴う安心感を失ってしまうのだ。
これも頭に入れておきたいポイントです。
自分の外見が気持ちに影響することは間違いない。
このため、老人ホームでは、メイクアップ・アーティストを招くところが多い。
外見がよくなれば機嫌がよくなる。
あなたが上機嫌になれば、まわりの人たちも笑顔になる。
つまり、セルフイメージを向上させるためには、化粧やドレスアップも効果的なのだ。
外見を磨くことも、内面を磨くことと同じくらい重要です。
中身さえよければいいというわけではなく、外見が気持ちに与える影響は大きいので、無視してはいけません。
男性なら、筋トレで引き締まった体をつくったり、ムダ毛を処理したり、見た目に気を使っていきましょう。
健全なセルフイメージを築く際のポイントは、自分が成功できると思う分野から始めるということだ。
新しいことに挑戦しない人の多くの理由が、失敗したくない気持ちがあるからです。
まずは、自信がある分野からはじめて、ハードルを低くして、1歩ずつ進むことです。
成功したら次のステップへ進み、ステップに進むたびに自信がつきます。
笑顔とほめ言葉を与える人たちの一員になろう。
相手をより良い気分にさせる最善の方法の一つは、楽観的な気分や愛嬌を振りまくことである。
これは毎日のコミュニケーションですぐにでも実行できます。
大声で元気よく、いい気分になりたいと思えば、すぐになれます。
誰かのために何かをしてあげよう。
だが、考えねばならない点が主に二点ある。
報酬を受け取ってはならないということと、
あなたが手伝う相手はお返しができる立場にあってはならない
ということだ。
人のために何かをしてあげれば、提供したことより多くのものを獲得することになるだろう。
本当の意味で自信が持てるだろう。
「他人の重荷を軽くする者が、この世で役立たずのはずはない」チャールズ・ディケンズ
忙しくなると、ついつい疎かになってしまいます。
受け取った人も、何かをしてあげた自分自身も得ることがある、お金ではなく、言葉でも言い表せない、とてもすばらしい行動です。
付き合う相手は慎重に選ぶこと。
あなたのまわりにいる人たちから、考え方や態度、性格の多くがうつるということを覚えておいてほしい。
これも重要なポイントです。
憧れの人に近づいたり、価値観や考え方が合わないと感じたら距離をおいたり、人間関係のメンテナンスを常にすることが大切です。
セルフイメージを築くために、自分の長所をカードに書き出して持ち歩き、いつでも見られるようにしておこう。
過去の成功を思い出すために、「勝利のリスト」を作ろう。このリストには子供の頃から現在まで、あなたが最も満足し、自信を持てた事柄を書き出すこと。
自分の強みや長所を常に確認し、これまで自分がやってきたことに自信を持つことがセルフイメージを高めるポイントです。
自分の持てる才能を活用し、世の中に貢献することで豊かな人生を送った人々の伝記や自伝を、つねに読むことだ。
セルフイメージを改善するために、失敗から成功を勝ち得た人々に学ぼう。
こうした人々が成功できたのは、途中であきらめずにやり続けたからである。大物と小物との違いは、大物は、あきらめずに続けた小物であった。
自分に自信がなくなった時やさらなる高みを目指す時に、先人の成功者の話は大きなエネルギーを与えてくれます。
セルフイメージを改善し、実績を伸ばすための最も速くて効果的な方法は、人前で話すことを求められる、価値ある目標を定めた組織に入ることだ。
人前に立って自分を表現する能力を身に付けた人に目覚ましいイメージ・チェンジが起こったケースを数多く見てきた。
私自身、プレゼンテーションや人前でのスピーチをきっかけに、大きくセルフイメージが上がった経験があります。
スピーチやプレゼンは、誰でも恐怖を感じるものです。
それを克服することで、大きくセルフイメージが向上し、人生も変わります。
自力で大富豪になった100人を対象にある分析が行われた。
100人には一つ共通点があった。
全員がどんな状況においても、他人の中の長所を見つけ出せる人だったのである。
人生とはこだまである。あなたが送りだしたものは、戻ってくる。
人生のあらゆる面で最も多くのものを受け取りたいなら、どんな人やどんな状況にも長所を探し出そう。
そしてこれを人生の原則とすべきである。
「あなたにはできる」と人から言われて、自分が想像した以上に成長した人は多い。
他人に対する最大の善行は、彼らの持っている富を明らかにしてやることだ。
相手の短所を注意することはできても、相手の長所を伝えることって意外とできないものです。
しかし、その効果は絶大です。
言われた相手は、自分の長所に気づいて大きく成長する可能性がありますし、成功したらあなたに感謝することでしょう。
そして、時間もコストもかかりません。
最も重要な他人
夫婦関係こそが、ほかのどんな人間関係よりも人の成功や幸福にとって大切なものである。
家庭より仕事を優先したり、家族のためにお金を稼ぐと言いながら、家族を犠牲にしているのはよくあることです。
その結果、夫婦関係が壊れると、仕事にも影響し、幸福度も下がってしまいます。
自分のまわりの社会の最小単位である、夫婦関係を疎かにしてはいけません。
たいていの夫婦生活の問題には三つの原因があると思われる。
一つ目は、ほとんどの夫婦が相手の存在に慣れてしまうことだ。
二つ目は、私たちの暮らしている環境が問題を増大させていることだ。
三つめは、道徳観念の変化である。
父親が子供にしてやれる最も大切なことが、母親を愛することだと主張している。両親が愛い合っていることを知れば、子供はいっそうの安心感を得られる。
デール・カーネギーは「熱意があるように行動すれば、熱意を持つようなる」
結婚する前のように互いに求愛し、愛し合っているように振る舞えば、やがて本当に愛が戻っていることに気づくだろう。
愛があると思っているだけではダメで、行動することで愛も深まります。
最初は恥ずかしいですが、行動することです。
喧嘩をしてしまったら、どちらが「仲直りする」ための行動を起こすかは重要ではない。ただ、先に仲直りの動きを見せたほうがよりおとなであり、愛情もより多く抱えている。
これもなかなか実行するのは難しいですが、おとなになることを意識していきたいです。
家事の一部を分担しよう。
夫は家庭内が整然とまわるように、少なくとも50%は家事に責任があるということを考えるべきだ。
これは当然ですね。
目標
人生で成功しない人は、失敗する計画を本当に立てているのか?そんなことはあるまい。問題は、彼らが何も計画を立てないことだ。
人は目標を達成するために作られているのだ。あなたの存在目的は、人間として可能な限りの力を発揮し、人類に貢献することにあるのだ。
時間がない、と文句を言う人は多いが、本当の問題は計画性がないことである。
会社の目標はあるのに、人生の目標を立て、明確に目標を紙に書き出す人はほとんどいません。
目標を紙に書く、これだけでも大きな一歩です。
目標には7種類ある。
- 物質的目標
- 精神的目標
- 宗教的目標
- 個人的目標
- 家庭内の目標
- 職業上の目標
- 経済的目標
あなたには自分が必要とする以上の金銭を稼ぐ必要がある。
なぜなら、そうすることで、あなたよりも才能に恵まれない人たちに仕事の機会を与えられるからだ。
ほとんど例外なく、貢献すればするほど、経済的報酬が多くなる。
自分が生活できる分だけ稼いで満足するのではなく、それ以上のお金を稼ぐ。
そうすると、貢献できる範囲は広がります。
「小さな目標を作ってはならない。人の心を揺さぶるような力がないからだ」
見えるところまで前進し、そこに到達したらさらに先を見通せるからである。
大成功したいなら、目標に向かって日々の努力を重ねるべきだと認識するかしないかである。
重量挙げの選手は、大きな目標を達成するために日々の筋肉強化が必要だと知っている。
最初の目標を達成することによって、初めの自信をつけさせたかったのだ。
自信は成功を手助けするものだから。
どの程度であれ、ひとたび成功すると、さらに大きな目標を達成するのがいっそうたやすくなる。
軽い気持ちで考えて気軽に設定した目標は、最初の障害でたちまちあきらめてしまうことになりがち。
彼は記録をつけ続けることによって、自分がどんな状態にあるかを正確につかみ始めた。
目標設定のエッセンスが詰まっています。
まず、大きな目標をもつこと。
そして、記録をつけて現状を正しく認識し、現実的な目標にすること。
大きな目標を日々の目標に分解し、日々の目標を達成して自信をつけること。
こうすることで、大きな目標を達成するための階段を着実に上ることができます。
目標を分かち合う相手は慎重に選ばねばならない。
あなたと同じように楽天的で、あなたがきっと目標達成できると信じてくれ、さらに自信をつけてくれるような同僚や愛する人がいれば、好都合だろう。
まわりにいる人を慎重に選ぶことに通じます。
あなたの目標を馬鹿にする人とは距離を置きましょう。
毎日の目標として最もすばらしいものの一つが、自分のことは自分ですると子供に教えることだ。
すべての人の毎日の目標は、今日できることに最善を尽くし、より良い明日のための準備をすることだ。
子供に魚を与えるのではなく、魚釣りの方法を教える。
子供たちに、物事のやり方を教えよう。
目標を達成したいなら、現実のものとなる前に、「そこに到達するであろう自分を見る」べきだ。
「目標に到達する」前に、「達成を見ること」が必要なのである。
いろんな成功法則で言われていることです。
達成したイメージを明確に具体的に描くことが大切です。
心構え
心構えを変えれば人生が変わる。
ポジティブな心構えからポジティブな結果が生まれる。
「植物は緑である間は育ち続けるが、成熟してしまうと、腐り始めることに」
人生というゲームでは、成長につながるものを常に吸収しようとすることにより、生きがいと学習意欲を維持できる。
人は学び続けることで成長できます。
常に好奇心を持って、どんどん新しいことを吸収していきたいですね。
落ち込んだ時、どうやって立ち上がればいいのか。
第一に、自分が落ち込んでいるのだと認識しよう。
第二に、「絶望的な」状況など、ごくまれだと理解しよう。
さまざまな状況で、希望を失ってしまう人が多いのは確かだが。
第三に、その状況が一時的なものだと心得よう。
いつもポジティブでいられるわけではないし、時には落ち込むこともあります。
しかし、現状を認識し、本当にこれは絶望的な状況なのか?と冷静に考えることも大切です。
過去の経験上、落ち込んだ状態がずっと続くことはありません。
いつかは、落ち込んだ状況を抜け出すことはできます。
熱意があるように行動すれば、熱意が持てるようになるという。
ある特徴や性格が「備わっているものとして」行動すれば、いずれそれが自分のものになるはずだ。
気持ちで新たな行動を起こすことはできないが、行動によって新たな気持ちを持つことはできる。
これも本質を突いています。
やる気がないから行動できないのではなく、行動しないからやる気が起きないのである。
トップにいる人々やトップを目指す人々は、常に自腹を切ってセミナーに出ている。彼らは良書を読み、意識して情報を集め、自分を鼓舞する結果、成長し続けるのである。
職場への行き帰りにテープを聞くことが、何よりも良い影響を与えると信じている。
本やテープへの投資は、より多くの報酬と、より豊かで実り多い人生をもたらすはずだ。
自分への投資は、一番リターンが大きい投資です。
人に会う、読書・テープへの投資は、どんなに忙しくても続けるべきです。
貯金も良い習慣である。
すべての「成功哲学者」の意見が一致している点は、運命の女神に微笑んでもらいたいなら、定期的に貯蓄すべきだということである。
お金はお金を呼びますからね。
人は幸せだから笑顔を見せるのではなく、笑顔を見せるから幸せなのである。
あなたが微笑すれば、相手も微笑を返してくれる。
潜在意識
潜在意識には完璧な記憶力がある。
あなたがこれまで見たことや聞いたこと、におい、味、触感、あるいは考えたことさえも、潜在意識に永久的に記録される。
潜在意識は1日に24時間、1週間に7日間、1年に365日間、目覚めており、反応している。
決してネガティブな指示を与えてはならない。
常にポジティブな言葉を使おう。
娘が聞こえている状態にある日中も、私たちはポジティブな言葉を言い続けた。
おまえがいてとてもうれしいし、誇りに思っているよ、といったことを何気なく言ったのだ。
ベットこそ、問題の多くが解決される場所
潜在意識は、見聞きする事すべてをそのまま吸収する記憶装置のようなイメージでしょうか?
そのまま吸収するということは、これは良いとか悪いとか判断しないので、良いものに触れ、悪いものから距離を置くことが大切です。
ポジティブな情報に触れ、悪いニュースを避け、美しいものを見て、おいしいものを食べ、ポジティブな人と過ごす、ことを心がけていきたいと思います。
働くこと
トップにいる人たちは自分のしていることに深く関わり、没頭し、掘り下げる。
彼らが成功するのは、自分の仕事を愛しているからだ。
せっかくの人生なので、没頭できるくらい仕事を好きになろう。
没頭できるくらい好きなことは、苦労と思わずに努力し続けられます。
失敗とは、忍耐力が最も不足した状態と定義されている。
成功とは、チャンスを迎える準備が整った時に訪れる。
忍耐、決意、そして懸命な努力こそが、勝者と敗者を分けるのである。
成功するには、あきらめない力が必要です。
それは、才能や教育に勝る力です。
オリンピック選手が記録を更新するすばらしい実績を次々と生み出すのは、偉大な人たちばかりがまわりにいるという雰囲気のせいらしい。
チャンピオンと付き合えば、チャンピオンらしい力が発揮される。
やはり、自分の周りに素晴らしい人がいると、自分もステージが自然と上がります。
素晴らしい人がいる環境に身を置くことが自分を高めることにつながります。
充分に時間をかけて、懸命に、熱意を持ってポンプを押し続ければ、いずれその努力は報われる。
自分に与えられたものを、最大限の努力を払って用いる。
自分に配られたカードの価値を最大限に利用しよう。
熱望のおかげで、何事においても、人は自分の持つ能力を最大限に駆使することができる。
経験上、自分はうまくいっていない、なかなか成果がでない時は、このことを意識すると力がでます。
うまくいっていないときは、自分には何もないと感じたり、無い物ねだりをします。
しかし、冷静に自分に置かれている環境を見つめると、自分は恵まれた環境にいて、使える資源がたくさんあることに気づきます。
たとえば、日本人というだけで、他の国の人に比べて有利な点がたくさんあります。
他には、自分の得意分野ではないところや長所を活かせないところで、努力を続けていたり。
まずは、自分の持っている資源をすべて洗い出して、結果を出すためにどう使えばいいのか考えてみましょう。
宝の持ち腐れだったということに気づくことがよくあります。
他人が望むものを得られるように手助けするだけで、人は人生に望むものをすべて獲得できる。
トップへと上る人は、他人が上がるのも助ける。
面白かったポイント
ポジティブ思考について、体系的にまとまっている良書です。
メモする箇所が多くなりました。
こういう自己啓発書は、いい言葉をたくさん仕入れることができるのがいいところですね。
すぐ効果の出そうな技術やテクニックのスキルを上げることも大事ですが、心や思考のトレーニングも必要です。
今後は、スポーツだけに限らず、ビジネスの世界でも必須のトレーニング分野になっていくでしょうね。
ネスミス少佐の話は面白いです。
オリンピック選手がイメージトレーニングするのは知っていましたが、細部に至るまで具体的にイメージすること、「目標に到達する自分を見る」ということは勉強になります。
実践していきたいと思います。
「熱意があるように行動すれば、熱意が持てるようになる」というのは自分を変える良い言葉です。
モチベーションが無いとか考えずにまず行動することがモチベーションを生み出す秘訣です。
振り返るとそういう経験っていっぱいあるよなと改めて認識できたのは良かったです。
最後のデヴィッド・ロフチックの物語は、人間の可能性を知らされる感動的な話で、自分の甘さを認識させられる内容です。
もっと、自分の中の熱望する力を高めたいと思います。
満足感を5段階評価
☆☆☆☆☆
目次
セクション1 トップへの階段
1章 人生から「より多くのもの」を得る方法
2章 今がチャンスだ
セクション2 あなたのセルフイメージ
3章 盗人たち
4章 好ましくないセルフイメージの原因
5章 好ましくないセルフイメージはどのように現れるか
6章 健全なセルフイメージのための14のステップ
7章 私、ジグ・ジグラーのセルフイメージが変わった時
セクション3 人間関係
8章 あなたは他人をどう見ているか
9章 良くも悪くも、あなたは人に影響を与える
10章 最も重要な「他人」
セクション4 目標
11章 目標は本当に必要か?
12章 目標はどうあるべきか?
13章 目標を設定しよう
14章 目標を達成しよう
セクション5 心構え
15章 「正しい」心構えは大切か?
16章 あなたの心構えを確かなものにしよう
17章 第四段階――心に栄養を与えよう
18章 習慣と心構え
19章 悪しき習慣をやめて、良き習慣を始めよう
20章 潜在意識を活用する
セクション6 働くこと
21章 働く人は勝者だ
22章 さあ、準備をしよう
23章 ポンプに呼び水を入れ、ポンプを押し、水を得よう
セクション7 熱望する力
24章 凡人から、華々しい成功者へ
25章 「無知」という知性
26章 ダビデとゴリアテ