内容
エネルギーを失うのは、がむしゃらに働くせいではありません。
感情が不安定になるからです。
心の平安を欠く人は、しばしば、自己懲罰的な考え方の犠牲になっている。
神経を病んだ患者の多くが、無意識のうちに、忙しく長く働くことで罪悪感を拭おうとしている。
心のなかを安らぎで満たすためにもっとも大切なのは、心を空っぽにすることだ。
人生において成功し、心から望むものを手に入れるための主な秘訣は、あなた自身を解放し、取り組んでいる仕事やプロジェクトに全身全霊を傾けることである。
つまり、やろうとすることに、持っているものすべてを捧げるのだ。
出し惜しみをしてはいけない。すべてを出し切ろう。
そうすれば、人生があなたに対して出し惜しみをすることはなくなる。
疲れを避ける確実な方法は、心から信じるものに夢中になることだ。
疲れる必要はない。何かに関心を持とう。何かに夢中になろう。
自分をそれに捧げよう。自分を忘れるのだ。自分の殻を破ろう。何かをしよう。何かをしている人は疲れを知らないのだ。
エネルギーを保つには、わたしたちのスピードを自然の動きに合わせることが大切だ。
いまは何もかもが速くなり、誰もが疲れ切っている。
それを解決するには、神と速度を合わせるしかない。そのためには、暖かい日に外出し、大地に寝転がることである。
ペースを落とそう。
ストレスなく、無理をせず、努力を続ければ、心から求めるものを、手に入れることができる。
「さあ、もっとゆっくりと、リラックスして生きよう」
「ラフは気の持ちようです。つまり、ラフだと思うからラフなんです」
多くの人がここで失敗する。
どこへ行きたいか、何をやりたいか、ぼんやりとしか考えていないために、どこにも行けない。目的がなければ、結果には辿りつけない。
この世のすべての偉業は、創造的なアイデアからはじまっている。
まずアイデア、次にそれを信じ、そのアイデアを実行する。それが成功への道である。
成功を想定する人はすでに成功しており、失敗を想定する人は失敗する。
イメージするものは、頭のなかで描かれた通りに実現されることが多い。
最良のものを期待し続けることが、最良のものを実現する力を動かす。
「すべてはうまくいき、人生は順調だ。わたしは幸福を選ぶ」と言い続ければ、あなたは必ず選んだものを手に入れることができる。
考え方 ⇒ 心の状態 ⇒ 体の状態
健康は信仰と結びついている。
「自分を信頼し、積極的で、楽観的で、成功を確信して仕事を引き受ける人は、自分を磁石のように変える。自分自身に宇宙の力を引き付けるのである」
積極的で、信仰心があり、創造的な考えをする人々と一緒にいよう。
そうすることで、信じるという心構えがさらに刺激される。
不安を抱いている人に力を貸すことができるかを考える。
人を助ければ、あなた自身の問題に対して、より強い力を持つことができる。
わたしは、どんな聴衆を前にするときでも、そこにいる人たちのために祈り、愛の思念を送ってから、講演をはじめることにしている。
キリスト教では、人望を得るには、次の特性があればいいと教えている。
それは、人間に対して誠実で、率直な関心を愛を持つこと。
わたしは常に神に導かれていると信じています。
私は常に正しい道を選んでいると信じています。わたしは、神が道なきところに道を作ってくださると信じています。
聖書の言葉
「わたしを強めてくださる方のお蔭で、わたしにはすべてが可能です」
「信仰があれば・・・あなたにできないことは何もない」
「神はわたしとともにいる。わたしを助けてくれる。わたしを導いてくれる」
「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない」
「神の国はあなたがたの間にあるのだ」
「心が朗らかなら、常に宴会にひとしい」
「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」
「『できれば』というか。信じる者には何でもできる」
「心を尽くしてわたしを求めるなら」
「神を信じなさい。はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言う通りになると信じるならば、そのとおりになる」
「もし、からし種一粒ほどの信仰があれば・・・あなたがたにできないことは何もない」
「主はわたしの命の砦・・・わたしには確信がある」
「信じて祈るならば、求めるものは何でも得られる」
名言
「大胆になれ。そうすれば、大いなる力があなたを助けてくれる」ベイジル・キング
「人は幸福になろうと決めた分だけ幸福になれる」エイブラハム・リンカーン
「幸福への道は、憎しみから心を解放し、不安から意識を解放することである。シンプルに生き、多くを期待せず、多くを与える。人生を愛で満たし、陽の光をまき散らし、自我を忘れ、他人の事を思う。自分が大切にしてもらったように、相手のことも大切にする。これを週に一度試せば、その結果にあなたは驚くだろう」
「濁水も静かに置いておけば澄んでくる」老子
「速く進むために、ゆっくり漕げ」
「わたしたちの人生は、わたしたちの考えが作るものである」マルクス・アウレリウス
「人とは、その人が一日考えていることそのものである」ラルフ・エマーソン
「人に好かれたいという気持ちは、人間のもっとも深い欲望である」ウィリアム・ジェームズ
面白かったポイント
キリスト教をベースにした成功と幸福の法則です。
聖書の言葉を声に出して読む、繰り返し読むことで積極的な考え方に変わり、自分を信じることができるようになることで成功を引き寄せるというのが大きな流れです。
不安というのは、現代社会の最大の病気で捉えづらいというのは納得できます。
また、全米では毎晩、600万~1,200万錠の睡眠薬が使用されているのは驚き。
医術と信仰を組み合わせて治療するというのは、これからますます求められますね。
祈ることの大切さを強調されています。
「一瞬の祈り」というすれ違う人に善意と愛の祈りを浴びせかける行為は面白い発想。
普段、祈るということをしないわたしにとってとても新鮮でした。
キリスト教の信者ではないので、近所の神社にお参りし、祈りたいと思います。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆☆
目次
1)自分自身を信じる
2)心を安らぎで満たす
3)常にエネルギーを保つ
4)祈りの力を活かす
5)どうしたら幸福になれるか
6)怒りや苛立ちを忘れる
7)いかにベストを尽くすか
8)敗北にめげない
9)不安に打ち勝つ
10)問題を解決する
11)信仰は治療の力になる
12)活力を取り戻す
13)自分を変える考え方
14)どうしたらリラックスできるか
15)人に好かれるには
16)心を痛めたときの処方箋
17)いかに神の力を求めるか