一番になる人

書籍

『一番になる人』つんく♂

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内容

妄想

妄想を抱かないかぎり、大きな仕事は成し得ない。

妄想を頭の中に置いておくだけだからただの妄想に終わってしまうのであって、人前で宣言することで妄想は立派な「計画」になり、「予定」になると考えたのです。

 

一見、たわけた妄想も、そこに至るプロセスを細かく分解していくと、「ビラを毎日ただ配るだけ」という誰もができる単純作業に行き着いたのです。

夢が心の中で描くものであり、目標が頭の中で立てるものだとすれば、妄想には体の内側から沸きあがってくるような感覚があります。

妄想には、人生を前進させていく力がある。

 

練習・シミュレーション

「仕事で人前に立つ時には必ず、自分がしゃべる台詞を全部書いておけ」

 

すべてがシミュレーションのとおり、進むわけではありません。

ところが、事前に準備しているかどうかで、とっさのときの対応力がまるで違ってくるのです。

極端に言えば、2時間のステージをイメージするのに2時間かけてもいい。

きちんとシミュレーションするためには、事前に台本を考えておくことが必要なのです。

 

映画が、本が、ゲームが人を惹きつけるのは、こういう理由があるからだと分析できる。

それが第1段階です。それを徹底してやっているうちに見えてくることがあります。

 

百回、二百回と練習しているうちに、僕ら凡人は、天才に見えないものが見えてくる。

それがいわゆるコツとかツボというものです。

 

凡人は人に教えているうちに、自分の技能も高くなっていきます。

人に教えることで、あやふやだった方法や理論、技術が明確になっていくからです。

人に教えること自体が、ノウハウを洗練させる方法になっていくのです。

 

一位をとる

教室内ニッチを見つける。

小さな単位で一番をとりながら、少しずつその単位を大きくしていく。

 

一度でも一番や一位になると、その快感は忘れられなくなる。

それに記録として残る。履歴書に書ける。実績として残る。

僕らのデビューは、その時の勝負に勝った、一位になったことで決まったのです。

 

それが励みになり、次の壁は前以上に乗り越えやすくなるのです。

一度一位をとると、次に一位になる確率は、なぜかとても高くなるように思います。

 

言葉にするのはむずかしいのですが、一位をとれて初めて見えてくる世界がある。

一位の経験が大きな自信となり、その人を押し上げ、その人の人生をつくっていくのです。

一位になって初めて、それまで一位をとらなくてもいいと思っていたのは、自分にそう言い聞かせていただけだと気づきました。

 

好き

ほんとうに「好き」なことに夢中になっているとき、人は時間を忘れ、至福の時間を過ごしているはずです。

何かを好きになる。その瞬間、人はそのことに関して、抜きん出た存在になる。

それくらい、「好きになる」という感情は、とてつもないエネルギーなのです。

 

その仕事が「好き」なら、プロセスを大事にするはずです。

ものを作り上げるプロセスが楽しくて楽しくてしかたがないはずです。

真心を込めて商品をつくるのは当たり前であって、もし流れ作業になってしまっているとしたら、僕に言わせれば、それは「天職」ではない。

 

チャンス

多くの人が嫌がる仕事を、別に嫌な顔ひとつせず、逆に笑顔でさらりとやってしまう。

それだけで、その人は「徳」を一つ、積んでいます。

「損して得とれ」というのは、そういうことです。

 

サクセスストーリーはピンチヒッターから始まる場合が多い。

準備をしていないと、ここぞというときにチャンスカードが回ってこないのです。

神さまは準備のできている人にだけ、チャンスを一瞬だけ与えてくれるのです。

 

自分から強引に方向転換することを僕はしません。

人には、自分の人生の流れに沿った川があるからです。

いま世の中ではどこからどこに向かって風が吹いているのか、風の流れを読む必要があります。

風を感じ、空気を読んで、これでいけると思った時には、バンバンバンと一世一代の大勝負を演じてみる。

 

リズム

生活のリズム。朝何時に起きて、何時に食事する。

リズムに乗った生活をしていると、一つひとつの動作がスムーズになり、体調もよくなる。

締切とは、人間の力を目一杯に引き出す装置。

 

面白かったポイント

社会人になって「一番になる」という概念を忘れてしまっていました。

まずはニッチでもいいからこの組織、このコミュニティというように範囲を決めて、その中で自分は一番だと自ら決めることが大事だと理解しました。

 

実績を作り自信を付け、徐々に範囲を拡大していく。

そして、何で一番になるかは本当の「好き」でなくてはならない。

 

内容は意外と普遍的なことですが、多才なつんくさんの経験から導きだれた言葉は説得力があり刺さります。

ビジネスマンにとっても多くのヒントが得られる本です。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

目次

第1章 妄想力の強い人になれ!
第2章 好きなことに没頭する人になれ!
第3章 売れる理由を考え抜く人になれ!
第4章 損して徳とる人になれ!
第5章 勝負パンツを毎日はく人になれ!
第6章 川の流れに沿って生きる人になれ!

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