内容
自分の心をコントロールできた人間だけが、自分の可能性を掘り起こせます。
脳は、自分が抱いたイメージを実現しようとする。
他人のせいにすると脳はそれで安心してしまい、働こうとしなくなる。
肯定的な感情・イメージをつくることが、そのまま否定的な感情・イメージを消すことになるのです。
なくそうと努力するときはなくならないものが、それで消えてしまいます。
イヤのことは、早く忘れなければなりません。
「イヤなことは、10歩あるく間に忘れる」タイガー・ウッズ
成功も忘れてしまった方がいいのです。気が緩んで集中力が下がります。
優越感や自信過剰、つまり過去の結果に対する満足感は、未来に対する闘争心を鈍らせます。
人間は素直でないと、否定的な脳になりやすい。
周囲に不満を持つ選手は、どんなに素晴らしい素質があってもチャンピオンには絶対なれない。
不満の反対は、感謝。
今だけに100%集中していく。それが無心。
人間にとって悔しさは、大きなエネルギー。
私たちはまわりの人を信じるとき、はじめて自分を信じられるのです。
最高の「言霊」を紹介しておきましょう。それは「ツイてる!」という言葉です。
自分のマイナストークに気づいたら、それをプラスのセルフトークにチェンジしてください。
「いいぞ」「やるぞ」「絶好調だ」「最高だ」「気分いい」「ツイてる」
面白かったポイント
脳のしくみについて初めて知ることがいろいろあり、どのように脳に働いてもらえばよいのか分かります。
リアルな経験だけなく、思いやイメージに基づいて脳が働くというのは私にとって画期的な発見です。
しかも、四六時中働いてくれるなんて。どんどん脳にプラスのデータをインプットしないと。
この概念は、アスリートだけでなくビジネスマンだけでなく、みんなが使える、使うべきメソッドだと思いました。
みんながこのメソッドを使いこなせば、もっと世の中はうまく回ると思いますね。
満足感を五段階評価
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目次
第1章 優秀なアスリートになるための4つの条件
メンタル次第で能力には大きな差がつく
第2章 脳の仕組みを利用した最新のトレーニング
感情のスイッチをプラスにして心を変える
第3章 最適戦闘状態をつくる最強のトレーニング
3つのプロセスで心と体を完璧に仕上げる
第4章 本番で絶好調になれる最高のトレーニング
試合中でも心は自由にコントロールできる