認知科学者が定義する金持ち脳に興味があり購入しました。
内容
洗脳
本人の利益になっていれば洗脳ではないし、洗脳といってはならない。
ネガティブな感情、マイナスの感情を使うのが「悪い洗脳」
コーティングはクライアントの利益のためにしかやってはいけない。
「いい洗脳」は、人を嬉しくする、気持ちよくするといったプラスの感情を使う。
大人の生活
朝起きて朝食をとり、新聞を読み、本を読む。
身支度を整えて仕事に出かける。
昼休みに本を読み、通勤時間に本を読む。
帰宅し、本を読む。
夕食、入浴、そして本を読んで寝る。
日々の生活をとどこおりなく営みながら、毎日、本という巨大な知的空間にアクセスする。
大人の生活として、これほど満ち足りた、幸せな形がほかにあるだろうか。
お金は使い方が上手な人のところに集まってくるもの。
面白かったポイント
すごく読みやすい文章で数時間でサクッと読むことができます。
金持ちの定義は、金額ではなくて「収入>支出」というのは、なるほどと思いました。
収入は高いことに越したことはありませんが、支出をコントロールする重要性は共感します。
欲望増幅装置であるテレビを見ることをやめるというのが、この本から学ぶことができる一番効果が高い点だと思います。
私は、既にテレビを捨てましたが、言われてみれば確かに物欲がなくなり無駄なものを買うことがなくなりました。
欲しいモノをネットで探す時でも比較検討していく中で、余計なものを買うことを抑えられているのかもしれません。
天職については、やりたいこと、得意なことをやるというよく言われること、サラリーマンにとってはなかなか実行できないことが書かれています。
逆に言えば、やりたいことしかやらない環境を作れば人に比べて価値がある人生を送れることだと思います。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆
目次
第1章 本当の「金持ち」、ウソの「金持ち」―あなたは知らずに「経済洗脳」に侵されている
第2章 本当の「金持ち脳」を育てる日常的方法―情動脳から論理脳への切り替えこそが「豊かさ」を生み出す
第3章 あなたの中の「貧乏脳」とは何か―不満足脳と低評価脳からくる厄介者
第4章 「貧乏脳」から逃れる日常的方法―あなたの脳を惑わす情報・メディアとの付き合い方
第5章 「貧乏脳」から「金持ち脳」への乗り換える仕事の選び方―明日からスタートできる「豊かさ」への道