動画の視聴維持率とは、動画がクリックされて、どこまで動画が見られたのかを示す指標です。
たとえば、10分の動画で、視聴者が平均5分視聴したとすると、視聴維持率は50%ということになります。
動画の視聴維持率は、その動画がどれくらい視聴者のニーズを満たしているのかを見る重要な指標です。
YouTubeも視聴維持率が高い動画を良質な動画と評価しています。
最後まで見てくれる動画コンテンツとは?
視聴維持率を上げるためには、できるだけ長く動画を見てもらわなければなりません。
視聴者をできるだけ長く引き付けるポイントは、
- ジャンル選び
- 垂れ流しで視聴してもらう
- 離脱されない動画構成
の3つです。
ジャンル選び
一般的に興味を引き付けるジャンルは、
- 話題のトピック
- 悩みや問題を解決
- お金の話
です。
ただし、動画ジャンルの選び方は、運営しているチャンネルのコンセプトに合うかどうか判断が必要です。
基本的には、コンセプトに合わない動画は出さないことです。
話題のトピックは、
- YouTubeでバズっているネタ
- テレビで取り上げられているトピック
- 芸能ゴシップ
などです。
悩みや問題解決は、
- ダイエットの方法
- 痩せるトレーニング方法
- モテる方法
- 人間関係をよくする方法
などです。
お金の話は、
- 月〇〇円稼ぐ方法
- 芸能人やYouTuberがどれくらい稼いでいるのか
- 株や投資の話
- 副業の話
などです。
これらのトピックは、ワイドショーのコンテンツに近いと言えるでしょう。
くだらないけどついつい見てしまう、集中しなくてもよくて、作業しながら見たり聞いたりするようなコンテンツです。
垂れ流しで視聴してもらう
視聴維持率の長い動画は、垂れ流しで視聴する動画が多い傾向にあります。
YouTubeは、情報を能動的に探すというより、おすすめや関連動画に表示される動画を選んで視聴し、つまらなくなったら次の動画にすぐに移ります。
テレビやラジオに近く、基本的に受け身で視聴し、面白くなければどんどんチャンネルを変える感じです。
なので、基本的に難しい話題は向いていません。
初心者向けで、中学生に教えるイメージで話のレベルを調整するとちょうどいいでしょう。
簡単にできる〇〇、〇〇の始め方という動画が再生回数が多い傾向にあります。
視聴者が聞きたいことを言ってくれる動画も視聴維持率が長い傾向があります。
人間は、まったく未知の情報に興味を示さないので、この話知ってる!というテーマの方が見てくれる傾向にあります。
人気の動画あれば、同じテーマを切り口を変えながら何度も発信しても問題ありません。
また、視聴者が何か行動しなければならないコンテンツは敬遠されがちです。
ビジネス系や筋トレ系の動画も人気ですが、楽して痩せたい、簡単に痩せたい、早く結果を出したい、というコンテンツに再生回数が集まる傾向にあります。
行動を起こさせる系の動画も人気があるチャンネルはありますが、YouTuberのやってみた系の動画はかなり人気があります。
いずれも運営しているチャンネルのコンセプトに合うかどうか判断が必要です。
基本的には、コンセプトに合わない動画は出さないことです。
離脱されない動画構成
視聴維持率を高める方法は、視聴者に興味を失わせないようにすることです。
トップYouTuberの動画編集を見ていると、ジャンプカットと呼ばれる無駄な間をすべてカットする方法を多用しています。
視聴者も無駄な時間は嫌うので、ジャンプカットは必須といっていいでしょう。
離脱を防ぐには無駄な間を削るか、トーク力を高めるしかありません。
他には、
- イントロは短めに、すぐに本題に入る
- テンション高めに早口でしゃべる
- 全部見ると得られるメリットを序盤に提示する
- 後半の内容に軽く触れる
などのテクニックがあります。
ジャンルや動画のテイストによって取り入れるべきテクニックは変わりますが、動画の視聴維持率のデータを見ながら改善していきましょう。
YouTubeのアナリティクスで改善
動画の視聴維持率は、YouTubeのアナリティクスのレポートで
- 動画単位に
- どれくらいの視聴者が
- 動画のどこで離脱したのか
をグラフで視覚的に確認することができます。
離脱されたポイントを確認し、動画のテーマや構成を改善することで、
- 視聴維持率を上げ、
- 動画の再生時間を増やし、
- YouTubeからの評価を高めることで、
- おすすめや関連動画に表示され、
- 再生回数が増え、
- チャンネル登録者を増やす
というサイクルを築くことができるのです。