スティーブ・ジョブズ I

成功法則

『スティーブ・ジョブズ I』ウォルター・アイザックソン

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内容

スティーブは禅と深くかかわり、大きな影響を受けています。

ぎりぎりまでそぎ落としてミニマリスト的な美を追求するのも、厳しく絞り込んでゆく集中力も、皆、禅からくるものなのです。

かつてジョブズは父親から、優れた工芸品は見えないところもすべて美しく仕上がっているものだと教えられた。

 

会社を興す

彼が強調していたのは、金儲けを目的に会社を興してはならないという点だ。

真に目標とすべきは、自分が信じるなにかを生み出すこと、長続きする会社を作ることだというんだ。

 

マーケティング

アップルのマーケティング哲学。

1番目は「共感」、顧客の想いに寄り添う。

2番目は「フォーカス」、重要度の低い物事はすべて切らなければならない。

3番目は「印象」、会社や製品が発するさまざまな信号がその評価を形作る。

 

アレクサンダー・グラハム・ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい?

 

人材を集める

文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある。

優れた人材を集めれば甘い話をする必要はない。

そういうものだと僕は学んできた。

そういう人は、すごいことをしてくれると期待をかければすごいことをしてくれるんだ。

 

「勉強ならいつでもできるがマックの仕事はいましかできない」

「一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?」

 

僕が得意なのは、才能のある人材を集め、なにかを作ることだ。

 

面白かったポイント

iPhone以前のジョブズを知りたかったので、とても面白かったです。

 

誕生からアップルの創業、そしてアップルから追い出されてピクサーを作りトイストーリーを成功させるまでの経験すべてがiPhoneを生み出すことにつながっているんだという気がします。

何事も目の前のことに全力で取り組むことが将来成功する力の一部になるんだという感覚を持つことができました。

 

ジョブズはスマートな経営者ではなく、感情の起伏が激しく、失敗も数多くしているが、美やデザインを追求することや人をできる気にさせてしまうオーラがイノベーションを起こすチームを作るのだと思います。

一緒にいるとわくわくして楽しそうですが、精神的にはとても疲れるでしょうね。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

 

目次

子ども時代―捨てられて、選ばれる
おかしなふたり―ふたりのスティーブ
ドロップアウト―ターンオン、チューンイン
アタリとインド―禅とゲームデザインというアート
アップル1―ターンオン、ブートアップ、ジャックイン
アップル2―ニューエイジの夜明け
クリスアンとリサ―捨てられた過去を持つ男
ゼロックスとリサ―グラフィカルユーザインターフェース
株式公開―富と名声を手にする
マック誕生―革命を起こしたいと君は言う

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