本の内容
不動産投資戦略の基本的な考え方
- 世界先進各国のマクロ経済指標(経済の大きな動き、景気の波)を読め!
- 不景気から景気がよくなる転換点で買え!景気がよくなったら売れ!
- レバレッジ(借り入れ)をしまくれ!
- 徹底的に節税しろ!
華僑の言葉
チャンスは万人に平等にくるんだ。
でも、チャンスがきてもそれがチャンスとわからない人もいる。
チャンスがきたとわかっていても今それをつかまない人もいる。
日本人はチャンスとわかってもそれをつかまない人がほとんどだからね。
「私は人生を変えようと思っていつも真剣勝負で投資しています」
面白かったポイント
香港人は非常に上昇志向が高く、教育こそが最大の投資と考えています。
「社会で通用する教育」
「実践で使える語学教育」
「独立心を養成するための教育」
「ビジネスを継承するのに役立つ教育」
を重要視しています。
日本人は職人だが、中国人は商人だというのが納得できます。
華僑は節税の重要性も説いています。
普通は儲かった後に節税を考えますが、華僑は儲かる前に節税を考えます。
節税のためにオフショア運用の活用を薦めています。
本の中では香港への移住を進めていましたが、香港は日本に比べて金融システムも発展し、手数料や税制も投資家にとっては最高の環境ですね。
日本にいると税金も高いし、今後も消費税が上がるのは間違いないので、キャピタルゲインを得る前にいろいろ検討していきたいと思います。
華僑の投資対象は全世界のマーケットを対象にしています。
同じ国に投資しつづけるのではなく、世界各国の景気循環の波を捉えて常に利益を上げ続ける姿勢は勉強になります。
投資の鉄則で非常に面白いのは「日本人の買いが入ったら売れ」、日本人は投資の知識も乏しく、「みんなで渡れば怖くない」という投資をしがちなので非常に説得力があります。
日本人はブームに踊らされて中国株でも高値掴みさせられていますからね。
「不動産の投資戦略」や「増やしたお金を守る知恵」はまだまだ私が実践するレベルにありませんが、非常に参考になります。
また、華僑は風水を重んじるらしく、不動産を建設する際には風水士に鑑定してもらい、デザインも変更するそうです。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆☆
目次
第1章 成功をつかむ「生き方」のルール
第2章 チャンスを呼び込む「人脈づくり」のルール
第3章 稼いだ金を増やし、守る「投資」のルール
第4章 一〇年一〇〇倍、必勝の不動産投資法
第5章 人生を変える、ベンチャー投資の錬金術
第6章 華僑の投資の読み方