YouTubeは、少ない本数で人気チャンネルを作り上げるのは難しいです。
始めたばかりの頃は、量が一番重要になります。
しかし、動画の制作は大変です。
一度でも動画を撮影し、編集し、アップしたことある方は、YouTuberがやっている毎日投稿がどれほど大変なことか分かると思います。
動画制作をスピードアップする方法
動画制作の工程は、企画、撮影、編集があり、とくに撮影と編集の作業を劇的に削減することがなかなかできません。
制作スピードを上げる方法としては、
- 動画制作に手間がかからないジャンルを選ぶ
- 動画制作の仕組み化
です。
動画制作に手間がかからないジャンルを選ぶ
まず、YouTubeを始めるにあたって、動画制作の手間がかからないジャンルを選ぶというのも検討要素の一つになります。
他のジャンルに比べて比較的手間のかからないジャンルは、言語の壁を超えるジャンルがおすすめです。
- 動物系
- 料理系
- 筋トレ系
- 語り系
などです。
動物や料理系のジャンルは、動画だけで伝わるので、言葉での説明が少なくて済み、こだわった編集は必要ありません。
ただし、料理系は材料を揃えたり、準備に時間がかかります。
しゃべりに自信があるなら、語り系で無編集の撮って出しもアリです。
逆に編集が必要なジャンルは、
- エンタメ系
- 美容系
- ファッション
です。
これらのジャンルは、準備や撮影に時間がかかるし、商品の説明などテロップを入れたり、編集もある程度こだわらないといけません。
どうしてもやりたいジャンルなら、手間がかかっても、時間を確保して、焦らずコツコツと動画を制作するしかありません。
ただし、動画制作のしやすさだけでジャンルを選定するのは、おすすめしません。
ジャンルの選び方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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動画制作の仕組み化
動画制作をスピードアップさせる仕組み化は、大きく3つあります。
- ツールを導入する
- 外注する
- チームを組んで作業分担する
です。
ツールを導入する
いいツールを揃えることが動画制作時間を短縮する投資になるでしょう。
ただし、金額が高いものがあるので、慎重に吟味してください。
質の良い動画を撮影することで、編集の負担を減らすことができます。
- 手振れ補正カメラ
- マイク
- ライト
- 三脚
編集は、一番時間がかかる作業です。
投資金額も大きくなりますが、効果が大きいです。
- 高性能パソコン
- アドビのプレミア
- 動画や画像の素材
- 画像切り抜きツール
- テロップ生成ツールVrew
- 編集技術を高める
編集技術の習得方法についてまとめています。
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外注・動画制作チームを組む
動画制作チームを組んだり、編集作業を外注するのは、トップユーチューバーがやっています。
トップユーチューバーは、演者に専念することによって、動画制作スピードを上げています。
しかし、YouTubeを始めたばかりだと、資金面で難しいかもしれませんし、メンバーや外注先を管理するために余計に時間がかかることもあります。
また、チーム運営は人と人の人間関係もあり、もめることはよくあります。
なので、最初は一人で始めることをおすすめします。
一人で始める時におすすめしたいのが、作業内容をすべて文章などにまとめておくことです。
もし、チャンネルがうまくいって人手が足りなくなり外注するとなった場合、この作業内容をまとめたものがマニュアルになり、的確に指示できるようになります。
これも仕組み化の重要なポイントです。
ぜひやってみてください。
動画の企画・ネタを出すテクニック
動画の撮影や編集も大変ですが、ネタを出し続けるのも大変です。
今回は、無限にネタを出し続ける方法について解説していきます。
ポイントは、
- 同じ内容で視点を変える
- 過去動画をアップデートする
- ニーズを見つけるリサーチ方法
- 人気動画の企画を参考にする
- コメント欄を参考にする
です。
同じテーマで視点を変える
YouTubeは、サイトやブログと違って同じような内容の動画でも再生されます。
テキストの場合、検索する人は能動的に情報を取りに行っているので、同じような内容だとすぐに離脱します。
また、検索結果は順位が付けられるので、同じような内容だと上位に表示されることはありません。
しかし、YouTubeはテレビやラジオのように、受動的なメディアです。
他のチャンネルの同じようなテーマの関連動画を見る傾向もあります。
動画の場合、同じようなテーマであっても演者や語り方、編集なども特徴に違いが出るので、内容が全く同じになることはありません。
アップした動画の中で、再生回数が多い動画と同じテーマで視点を変えて制作してみましょう。
再生回数が多い動画からの流入も期待できるので、全体的に再生回数を押し上げることにつながります。
過去動画をアップデートする
また、過去の動画でヒットした動画を再放送してもいいでしょう。
そのまま動画を再放送するのではなく、内容をアップデートするイメージです。
- 最新の情報を取り入れる
- タイトル、サムネイルを変える
過去に動画を制作した時に比べて、トーク力も動画編集スキルも上がっているので、クオリティが上がるはずです。
せっかくヒットした動画だと分かっているので、現時点での最高のクオリティにアップデートして提供すると、視聴者の満足度も上がるでしょう。
ニーズを見つけるリサーチ方法
視聴者のニーズを見つける方法はいろいろあります。
- YouTubeの検索サジェスト
- Googleの検索サジェスト
- Yahoo知恵袋
- 書籍や雑誌
- 関連キーワード
- Googleトレンド
などです。
検索サジェストからネタを見つける
検索サジェストとは、検索欄にキーワードを入力されると表示されるキーワードです。
たとえば、旅行系のチャンネルを運営している場合、YouTubeの検索欄に「旅行」と入力すると、
- vlog
- 持ち物
- パッキング
- 英会話
- カップル
などのキーワードが表示されます。
これは、このキーワードで検索している人が多いことを表します。
つまり、需要があるネタということが分かります。
さらに深掘りして、「旅行 パッキング」をテーマにした動画を作ろうと考えた場合、
- 100均
- ミニマリスト
- コツ
- 子供
- 冬
などのキーワードが表示されるので、この中から企画の内容を固めていくのも一つの手です。
Yahoo知恵袋からネタを見つける
Yahoo知恵袋もネタの宝庫です。
Yahoo知恵袋は、お悩みと解決方法が集まっています。
悩み解決型、お役立ち情報を発信するチャンネルは、企画のヒントをもらえるかもしれません。
書籍や雑誌
書籍や雑誌は、ネタの宝庫です。
運営しているジャンルでAmazonの売れ筋本をチェックするとニーズが分かります。
アマゾンキンドルの読み放題プランなら雑誌も読み放題なので、情報収集には非常に費用対効果が高いです。
関連キーワード取得ツール
関連キーワードツールは、その名の通り検索したキーワードに関連するキーワードを大量に表示してくれます。
キーワードは大量にあり、表示はまとまってはいませんが、アイデアはキーワードとキーワードの組み合わせなので、定期的に見ることをおすすめします。
Googleトレンド
Googleトレンドは、キーワードがどれだけ検索されているか、つまり世の中で話題になっているのかが分かるツールです。
いろいろなキーワードを入力することで、検索ボリュームが比較できるので、ニーズの高さが分かります。
ニーズが高い企画を優先的に動画にすることが、再生回数を上げるためのテクニックです。
人気動画の企画を参考にする
同じジャンルと同じようなコンテンツを作ることがポイントになります。
企画が同じという意味で、中身をパクるという意味ではありません。
たとえば、2018年だとアルミホイルをハンマーで叩き続けてアルミボールにする動画がめちゃくちゃバズりました。
波に乗るために、トップYouTuberのヒカキンさんもヒカルさんもアルミボール作りの動画を投稿しています。
これは、流行りに乗って関連動画に掲載されることが動画の再生回数を上げるポイントです。
もちろんチャンネルのテイストに合わない場合もあるし、そんな波に乗りたくないという人も多いでしょう。
同じようなネタをやるかやらないかの判断は、チャンネルの戦略に基づいてやるべきです。
しかし、Youtubeを始めたばかりは本当に誰にも見られません。
一つのアイデアとして覚えておいてください。
コメント欄を参考にする
チャンネルのファンが増えると、コメント欄でリクエストをもらうことも増えていきます。
このようなリクエストに応える動画を作ることは、ファンを増やすために効果的ですが、すべてのリクエストを鵜呑みにするのは危険です。
有益な情報を発信しているチャンネルの演者にファンがついて、ファンが演者のプライベートを見たいとリクエストする場合があります。
リクエストに応えて、いきなりVlogやルーティーン動画を出すと、有益な情報を求めていた大半の視聴者は再生しないのは当然として、チャンネル登録を解除する可能性もあります。
リクエストされた内容がチャンネルのコンセプトに合っているのか判断して、軸をぶらさないような運営することが大切です。
もし、プライベートの動画を出すならサブチャンネルを開設してリクエストに応えていきましょう。
サブチャンネルがヒットする可能性もあるので、余裕があれば挑戦してみましょう。
動画の質か量か?
動画の質を追求すべきだ、まずは動画の本数が大事だ、というのがよく議論になります。
私の意見は、まずは量を追求すべきだと考えます。
多くの量を制作することによって、
- 制作する本数が多いと技術向上のスピードが上がる
- 動画の本数が多いと、評価の高い動画、評価の低い動画のデータが取れる
というメリットが挙げられます。
そもそも動画の質というのは、視聴者に判断されるものであって、制作者にとっては自己満足にすぎません。
もちろん自分の作品を発表するだけという目的ならば、自分自身が納得するまで質を追求するべきです。
しかし、Youtubeでビジネスにつなげたい、認知度を上げたい、ということが目的ならまず動画をアップして視聴者からのフィードバックを得ることが先です。
ただし、本数を求めて同じクオリティのものを大量に生産しても意味がありません。
視聴者の反応を上げるにはどうするべきか、
- 企画を見直したり
- 動画編集のスキルを上げたり
- ブランディングを見直したり
- マーケティングを研究したり
- 心理学を取り入れたり
など、改善し続けることが大切です。
それは本数が1本より10本、10本より100本の方が改善の回数が多いので、質が上がっていきます。
まずは、動画の本数を追求してみましょう。