トレードスタイル
トレードスタイルは
- ロング
- スイング
- デイトレ
- スキャルピング
の4つに大別されます。
トレードスタイルとは、
- ポジションの保有期間
- 売買する周期
によって決まります。
トレードスタイルは市場特性や自分の性格、どれだけトレードに時間を使えるか等からベストのトレードスタイルを確立しなければいけません。
ロング
ロング型は長期に渡り成長できる通貨ペアを選び、数年以上保有し続け、大きなリターンを目指すことです。
大きな為替変動の波をとらえて大きく稼ぐトレードスタイルです。
主に週足、日足チャートを活用します。
ロング型トレードで心掛けることは
- トレードした通貨ペアに自信を持つこと
- ナンピン買いも有効
- 定期的にメンテナンスすること
短期的な為替レートの変動に一喜一憂せず、経済指標などファンダメンタルズ分析も行い、中長期的な方向性をしっかり見定めることが重要です。
長期投資するというスタンスに自信を持つとともに我慢することが必要です。
投資の神様のQさんも投資の儲けは我慢料だとおっしゃっていますので、どの通貨ペアをトレードしたかを忘れるくらいでちょうど良いと思います。
通貨ペアに長期的に自信を持つためには、経済指標について調査する必要があります。
方向性が継続しているなら、ナンピン買いも有効です。
ナンピン買いとは通貨ペアが下げたときに買い増して平均購入価格を下げることです。
本当に自信のある、長期に渡って成長が見込めると信じる通貨ペアならば、レートが下がったところでナンピン買いして保有ポジション数を増やすことは有効です。
しかし、同じ通貨ペアを保有し続けることがロング型トレードではありません。
つまり、ある通貨ペアに惚れこんで、冷静な判断を失い、いつかは上がるはずだと思いながら長期間レートが上がらず、資金の有効活用ができないと最悪です。
保有ポジションの為替レートを毎日チェックする必要はありませんが、経済指標をチェックし、もし描いていたイメージとずれてきたら通貨ペアの入れ替えも検討すべきです。
短期的な変動で損切りにかからないようにするために、損切りまでの幅を大きくとることになります。
そのため、損切りに引っかかった時の損失が大きくなる傾向があります。
しかし、トレンドをしっかりとらえて長期に保有するため、稼ぐ額が大きいのが特徴です。
スイングトレード
スイングトレードは、日々の為替レートのトレンドに対応しながら機動的に売買するスタイルです。
売買のタイミングはテクニカル分析、チャートを使うことが多いです。
保有期間は1週間。
主に、週足、日足チャートを活用します。
ローソク足を形を重視します。
スイングトレードが好むのは以下のような通貨ペア
- ドル円、ユーロドルなど相場の柱となっている通貨ペア
- 振幅が激しい通貨ペア
- 突発的な悪材料で急変動した通貨ペア
ドル円やユーロ円など取引量の多い通貨がおすすめです。
トレンドに乗る&勝率より利益重視のトレードルールを作ることが大切です。
スイングトレードはゆったりとトレードできるのが特徴なので、昼間は仕事をしている方にもおすすめのスタイルです。
仕事が忙しくて、毎日こまめにチャートをチェックすることができないけど、1週間と比較的余裕のある期間でのトレンドを捉えます。
仕事中はチェックしてタイムリーに売買することが難しくなるので、「条件注文」を利用します。
条件注文とはあらかじめ一定の条件を設定し、その条件に合致した場合に注文が実行される機能です。
例えば、「××円まで下落したら売り、○○円まで上昇したら買い」という逆指値注文ができます。
デイトレ
デイトレは、1日に数回のトレードを行うトレードスタイル。
為替レートの分刻みの動きに着目して売買を繰り返して利益を積み上げるスタイルです。
その日に実行した取引はその日の内に反対売買を行い、一日で損益を確定させ翌日には取引を持ち込まないスタイルです。
テクニカル分析が基本です。
デイトレ型は一瞬の為替レートの変動をとらえて収益に結びつけるので、市場が開いているときはパソコンの前に張り付いて随時レートをチェックしないといけません。
FXは夜中にできるので、デイトレ気分を味わいたければ、帰宅してから寝るまでの間、市場に参加することはできますね。
チャートは、M5~H1を使います。
H1、H4で大きなトレンドを読み、フィルターとします。
M5、M15でチャートパターンを読み、売買シグナルとします。
分刻みの為替の動きを捉えて、売買を繰り返します。
その日のうちにすべてのポジションを決済するので、眠っている時の急激な為替レートの変化のリスクがありません。
その日に比較的変動が激しい通貨ペアを探してトレードします。
利益重視のトレードルールを作ることが大切です。
スキャルピング
保有時間は、数秒~数分です。
小さい値動きを捉えて、レバレッジを効かせて稼ぐトレードスタイルです。
チャートは、M1~M15を使います。
M5でトレンドを読み、フィルターとします。
M1でチャートパターンを読み、売買シグナルとします。
主に、ローソク足やチャートパターンを読みます。
スキャルピングは、反射神経が必要です。
時間を決めて、画面に張り付くスタイルです。
勝率重視のトレードルールを作ることが大切です。
短期トレーダーは、短期の時間軸で判断することでマーケットを味方にします。
分析する時間軸が長くなるほど、正確性は劇的に低下します。
1年後に何が起こるかより、10分後に何が起こるのかの方が、より正確に予測できます。
トレードスタイルの決め方
トレードスタイルは、主に
- トレードできる時間
- 自分の性格
- マーケットの特性
で選びます。
一番重要なのは、トレードできる時間です。
月に何回かトレードするのか、毎日分刻みでトレードするのか、どちらのトレードスタイルが優れているというわけではなく、どちらのトレードスタイルが自分に合っているかを試してみるとよいでしょう。
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