内容
研究者のサラ・モルウキとダニエル・バーテルズによると「人が未来の自分とつながりを感じるときには、必然的に自己改善の発想を取り入れている」という。
未来の自分との絆を感じ、類似点やつながりも見出せる。
でも年を重ねるごとにより私らしい「私」になれると信じる。
つまりそれは異なる自分になるのではなく、よりよい自分を形成することなのだ。
たとえば1袋あたり100キロカロリーのチョコチップクッキーは、食べ過ぎを防止するコミットメント・デバイスになる。
ジムの会員になったり、友人と散歩をする計画を立てたりするのも、カウチポテトを防ぐコミットメント・デバイスだ。
こうした方法は「プリコミットメント」と呼ばれる。
自分が誘惑に襲われることを事前に予測して対策を立てることを指す。
心理的コミットメント、つまりソフトコミットメントを用いる場合、緊急性が重要となる。
人の行動を変えるためには、それが重要で即座に対応すべきことだと納得させなければならない。
そうしないとたいていの場合、人は動かない。
コミットメントが失敗に終わったときには、他人を失望させるだけでなく自分をも失望させるものだ。
私たちは自分の行動に一貫性を持たせたいと思っているからである。
面白かったポイント
読み進めやすいが目新しいことは特にない。
満足感を五段階評価
☆☆☆
目次
PART1 旅の始まり
1 私は「ずっとこのまま」なのか
2 「未来の自分」を味方につける
3 「時間軸」を考える
PART2 人生の乱気流
4 大後悔!──乗り遅れた飛行機
5 先延ばし──不十分な旅行計画
6 勘違い──着ない服をパッキング
PART3 航路を拓く方法
7 「想像以上の未来」がやってくる
8 最後までやり遂げる簡単な方法
9 “今”を楽しむために