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【第14回】ボリンジャーバンドでトレンドの方向や勢いを見る

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ボリンジャーバンドは、トレンドの方向や勢いを見る指標です。

 

ボリンジャーバンドの仕組み

ボリンジャーバンドは、5本の線で表されれるトレンド系の指標です。

 

5本の線の内、中心の線は移動平均線になります。

そして、上に+2σ、+3σ、下に-2σ、-3σという線を引きます。

 

σという記号はシグマと読み、標準偏差を意味します。

標準偏差とは、データのばらつきがどれくらいあるのかを表したものです。

 

データのばらつきは、FXトレードでいえば為替レートの変動幅と考えてください。

激しい値動きだとバンドの幅が広がり、値動きが小さくなるとバンドの幅が狭くなります。

 

ボリンジャーバンドは、為替レートが移動平均線からどれだけ離れているかを示しています。

 

上下のボリンジャーバンドの線の間に為替レートが収まる確率が高いとされています。

統計学上、+2σから-2σの間に為替レートが存在する確率は95.5%とされています。

 

為替レートがこのバンドの一番端の線から外に出る確率は5%しかありません。

ということは、このバンドの一番下の線にくっついたら買いで、一番上の線まで上昇したら売りという戦略でいけそうですが、そんなに簡単ではなさそうです。

 

為替レートがボリンジャーバンドの下限に到達したら、為替レートはそのままボリンジャーバンドとともに下がってしまうケースも多いからです。

為替レートに勢いが強くなると、レンジ上限・下限にすぐに到達して、ラインに張り付いた動きになってしまうこともあるので、判断が難しいです。

 

ボリンジャーバンドの売買サイン

一般的なボリンジャーバンドの売買タイミングは、

  • ボリンジャーバンドが上向き、または横ばい
  • 為替レートが、ボリンジャーバンドの下限にタッチした時

が上昇トレンドのサインとされています。

 

逆に

  • ボリンジャーバンドが下向き、または横ばい
  • 為替レートが、ボリンジャーバンドの上限にタッチした時

が下落トレンドのサインとされています。

 

ただし、為替レートがボリンジャーバンドの上限・下限ラインに張り付いたまま動くことがあります。

下限にタッチしたから上昇トレンドに転換すると判断して買いのポジションを持ったが、レートとともにバリンジャーバンドもそのまま下落することがあります。

 

そのため、このボリンジャーバンドの売買サインだけで判断するのは非常に危険です。

他のテクニカルチャートなどと組み合わせて売買タイミングを判断しましょう。

 

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