内容
日報
見える化日報は、従来の日報とはまったく違うものだ。
具体的には次のように実施する。
顧客カルテ(営業)または業務カルテ(内勤)
【事実】商談内容を書く。業務内容を書く。
【推察】商談中に感じたことを書く。業務時に感じたことを書く。
【次回】次回の予定、次回に何をするかを書く。
日々の記録
【報連相】上司への報告、連絡、相談を書く。
【成功】その日の仕事で「成功」と感じたことを書く。
【問題】その日の仕事で「問題」と感じたことを書く。
【対策】問題に対してどんな打ち手を考えているかを書く。
顧客カルテは、お客様1件ごとに1通を書く。
1日に複数の客先を訪問した場合は、その数だけ顧客カルテを書き、メール送信する。
業務カルテは、1日の業務をまとめて1通にする。
視・観・察
孔子は人を見るには「視・観・察」が大切だと言った。
人を見るのに、現在の行動を観察するばかりでなく、過去からの経緯を振り返ったり、その動機は何か、また目的は何か、そこまで突っ込んで観察する。
そうすれば、どんな相手でも自分の本性を隠しきれなくなる。
孔子は、言葉や外見だけでなく、その行動、目的、動機を観察し、相手の内実を知れという。
言い換えれば、「相手がどんな理屈や動機で動いているのか」を理解することが重要というわけだ。
面白かったポイント
かなり古い本ですが、業務の見える化の考え方がまとまっています。
内容は営業日報中心ですが、今はCRMで業務を記録することができます。
大事なことは、事実を記録すること、推察すること、情報共有することで知見を集めること。
満足感を五段階評価
☆☆☆