GMMAは、
- トレンドの方向性や強さ
- トレンドの転換
が一目で分かるFXトレーダーにとってはなくてはならない指標です。
GMMAは各6本の移動平均線で構成された、短期と長期の2つ組の帯です。
短期組は、3、5,8,10,12,15日のEMA(指数平滑移動平均線)
長期組は、30,35,40,45,50,60日のEMA(指数平滑移動平均線)
指数平滑移動平均線とは、直近の価格に比重を置いた移動平均線になります。
直近の価格に比重を置くことで、単純な移動平均線に比べて実際の動きに近い線を描くようになるためダマシの確率が減ります。
長期組はメイントレンドを作る。
短期組はトレーダーの短期的な動きを示します。
GMMAでトレンドの方向性を判断
GMMAでは、傾きでトレンドの方向性を判断します。
短期組と長期組が順序正しく並び、同じ方向ならトレンド継続です。
長期組の順序や間隔を重視します。
6本の移動平均線の間隔が広がればトレンド加速、狭まればトレンド失速の判断になります。
短期組と長期組の距離が離れればトレンド加速、近づけばトレンド失速の判断になります。
GMMAでトレンド転換の兆しを判断
為替レートのトレンドが失速するとまず6本の移動平均線がもつれ合う状態になります。
短期組の線からクロスしていきます。
短期のすべての線が長期のすべての線を突破し、短期戦が拡散傾向にある順序の完全な反転が起こった時にトレンド転換と判断します。
短期組のすべての線が長期組のすべての線を突破した時点がエントリーポイントとなります。
GMMAでの押し目買い、戻り売りパターン
GMMAを使って押し目買い、戻り売りを仕掛ける手法を解説していきます。
まず、トレンドの方向性を強さを長期組で確認します。
長期組の移動平均線の順序が正しく並び、移動平均線どうしの間隔が一定または拡散している状態がトレンドは発生している判断となります。
そして、短期組が長期組に接近し、ブレイクに失敗して調整完了した時が、押し目買い、戻り売りの絶好のエントリーポイントになります。
調整とは、トレンド継続中に利益確定によって相場が一時的に判断することです。
調整後はポジションの歪みが解消され、元のトレンドがさらに強さを増して加速する傾向があります。
一本調子で上がっていくような調整のないトレンド継続はありません。
調整があるからトレンドが安定的に継続することができます。
また、調整の発生が手仕舞いするタイミングでもあります。
ローソク足が長期組に接近し、短期組の順序が崩れる時が手仕舞いするタイミングです。
そして、調整の完了を確認したら、押し目買い、戻り売りを仕掛けます。
このようにGMMAを使って
- 長期組のトレンドに沿った順張りトレード
- 短期組の調整を見ながらの逆張りトレード
をすることができます。
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