内容
「自分を枠にはめるな!大きく考えよ。自分が学ぶことは自分が発する質問で決まる。世界中に友だちをつくれ!」
リライアンス・グループの創業者、故ディルバイ・アンバー氏
ジュガール
ジュガールとは、「何もないところから、何かをつくり出す」発想法。
ジュガリーはいつもいつも楽しいこと、世の役に立つことを「ああでもない、こうでもない」と考えているものです。
インド人は計画やスケジュールの代わりにジュガールを使います。
その日、その場で起きた事件、事故、そしてチャンスに柔軟に対応し、行き当たりばったりでもどうにかこうにか進めていくのがインド流。
ジュガールでは失敗こそ、新たなスタート。
行動
「先にソリューションをつくるんだ。先に動いて、後で考えろ」
私はまったく経験がないにもかかわらず、二つ返事で「はい、できます!」と答えました。
何事もスピードが大事だよ。逃して後悔するくらいなら、フライングで失敗したほうがいい。
「いいこと考えた!」という瞬間にフラッグをつかみ取り、ゴールに向かって走らなければ勝てないのです。
会いたい人にすぐアプローチするスピード、やりたい仕事にすぐ着手するスピード、いいと思ったことをすぐ取り入れるスピード。
そして、たとえ失敗してもすぐに立ち上がり、やり直すスピード。
どのようにして、少ない元手でより多くのビジネスを実現していくか。
無駄なコストをかけないからお金がたまる。
無駄な手間をかけないからスピーディーに財を築ける。
人脈
あなたの将来も、これからどんな人脈とつきあっていくかで、大きく変わるだろう。
出会いはチャンスであって、ビジネスも運も人が運んできてくれます。
一流のビジネスパーソンには表現しがたい「サムシング・デイファレント」があり、ファンという人脈をどんどん広げているのです。
ヘリくだって下にみられて成功することはありません。
胸を張って営業してこそ、あなたへの信頼も高まる。
鏡に向かって、ポジティブな言葉を断言するのです。
彼ら全員が私のお客さんであり、見える景色すべてが自分のマーケットだと思うのです。
ギブ、ギブ、ギブ・・・そして、やっとテイクくらいのつもりでいるのがちょうどいい。
ギフトのおかげですでに距離がグッと近くなっている。
アイデア
「金は天下の回りもの」という言葉どおり、魅力的なビジネス・フランやすぐれたアイデアには必ず投資したいという人が現れます。
もし投資を申し出る人がいないのであれば、借金して資金をつくることよりアイデアを見直すことです。
ひらめきは大事です。
しかしそれ以上に、ひらめきをメモしておくことが大切なのです。
有能な広告マンなどは依頼に対して企画を考えるのではなく、メモのなかから依頼にあった企画を探し出しているのです。
成功する人
どんなに無理と思われる夢でも、まずは願うことから始まります。
私は成功する人、しない人の差は、最後まであきらめなかったか、途中であきらめたかだけだと思っています。
家族の絆
家族の絆が強い人のほうが、ビジネスパーソンとしても信頼できる。
ビジネスの成功も人生の成功も、すべては「家族との幸せ」という基礎の上に積み上がっていくものです。
面白かったポイント
元気がもらえる文章で行動したくなる本です。
インド人の楽観的でエネルギーあふれる精神について学ぶことができます。
前のめり、とりあえずやってみる、スピード、社長にアポを取る、などなどインド流仕事術は取り入れたいと思います。
インド駐在中に日本料理店IZAKAYAには何度もお世話になりました。
インドでここまでのクオリティが高い日本食が出せるのかと驚いたことを思い出しました。
日本食、日本文化を通じてインドと日本の架け橋になるという思いは応援したいですね。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆
目次
プロローグ インド人大富豪が世界で成功する理由
第1講 「ない」から生まれるソリューション
第2講 スピードがすべてを決する
第3講 小さな枠から抜け出そう
第4講 自分の中の神を起こそう
第5講 もっと自分を売り込もう
第6講 行動しなけりゃ始まらない
第7講 何より愛する家族のために
エピローグ 日本がジュガールに目覚めれば、天下無敵!