DMIをFXトレードでどう活用するのか?
DMIは、ディレクショナルムーブメントインデックスの略です。
名前の通り、為替レートの方向性やトレンドの強さを見る指標です。
オシレーター系指標です。
ディレクション = 為替レートの方向性
ムーブメント = トレンドの強さ
を示すオシレーター指標になります。
DMIは、4つの指標で為替レートの方向性とトレンドの強さを見ます。
為替レートの方向性は、PDIとMDIで見ます。
DIはディレクショナル・インデックスの略で為替レートの方向性を意味します。
PはプラスのPで上昇力、MがマイナスのMで下落力を表します。
PDIがMDIより上に位置するときは上昇トレンド
MDIがPDIより上に位置するときは下落トレンド
になります。
トレンドの強さは、ADXとADXRで見ます。
ADXはAverage Directional Movement Indexと言って、トレンドの強さを表します。
ADXはトレンドの強さ、ADXRはADXの単純移動平均線になります。
ADXが上向きならトレンドが発生
ADXが下向きならトレンドがない状態
になります。
詳細な計算方法を理解するというよりは、どのような局面に活用するのかを理解することが重要です。
ロジックに興味のある方は、DMIで検索してみてください。
売買サイン
私はDMIを売買サインとして活用していませんが、ADXをフィルターとして活用できるのではないかと思います。
- 上向きに変化した地点がトレンドの発生地点
- 上向きの流れを形成している間はトレンドのある状態
- 下向きに変化した地点がトレンドの終局地点
- 下向きの推移している間はトレンドのない状態
たとえば、ADXの値が1週間前の数値より大きい場合は、トレンドが発生している状態と言えます。
この場合、ADXの絶対値はさほど重要ではありません。
また、手仕舞いのタイミングシグナルの目安として、ADXが高水準から反転下落した地点は、それまでのトレンドの勢いがなくなっていることを示しています。
この場合、買いポジションを持っている場合は、売りのタイミングとなります。
だいたい15%が勢いの最低水準。50%以上が勢いがつきすぎている状態だと言えます。
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