TOEICテストの分布では、テスト受験者の過半数が600点未満のゾーンに集中しています。
730点以上は、2割も居ません。
TOEICのスコアの目標としては、まず600点を突破して、次に730点を目標にするといいでしょう。
今回は、スコア別に勉強法を解説していきます。
まず、TOEIC対策の本を何冊も買い込んで、やみくもに勉強してもTOEICのスコアは伸ばせません。
大事なことは、自分のレベルに合った得点力を身に付けるための勉強法を実践することです。
TOEICの点数を稼ぎやすいパート
稼ぎやすいパートを並べると、
- パート2
- パート5
- パート6
- パート1
- パート7
- パート3
- パート4
です。
TOEICの点数を効率的に上げるには、稼ぎやすい順番に勉強することです。
パート2と5は、覚えれば解ける問題が多いので、短期間でスコアアップが可能です。
TOIEC600点を目指す勉強法
戦略としては、リスニングを7割、リーディングを5割の正答率を狙いましょう。
600点を目指すには、得点しやすいパートを確実に取りに行くことです。
リスニングのパート1、2の「短文リスニング」
リーディングのパート5の「短文穴埋め問題」
です。
パート1、2の攻略に必要なスキルは、短文を正確に聞き取るリスニング能力です。
正確に聞き取る力を身につけるには、書き取り(ディクテーション)がおすすめです。
ディクテーションとは、英語音声を聞いた直後に聞いた英文を書き取る練習です。
文字を書き起こすことで、聞き取れなかったところが一目瞭然で分かります。
音声を聞き流すだけでは、正確さは身に付きません。
また、書き取りはライティングの練習になります。
パート5の攻略に必要なスキルは、文法と語彙です。
文法はTOEIC対策用の問題集を1冊買って、徹底的にマスターすることです。
文法は一度覚えればいいだけなので、集中的に勉強してマスターしてしまうのがおすすめです。
TOIEC730点を目指す勉強法
730点はTOEIC中級者といわれるレベルです。
リスニングを8割、リーディングを7割の正答率を狙いましょう。
攻略のポイントは、リスニングのパート3、4の長文リスニングです。
リスニングをさらに強化するためには、音読が効果的です。
英語の音とリズムを正確に覚えると聞き取る力が付きます。
音読の方法には2つあり、
- 英文を見ながら、音声と同時に音読する、オーバーラッピング
- 英文を見ずに、音声の0.5秒遅れで音読する、シャドーイング
です。
音読の練習法は、
- 問題集の英文を読み、意味や発音、文法を確認し、分からなければ調べること
- 問題集付属の音声を聞く
- 英文を見ながら、音声と同時に音読します(オーバーラッピング)。
- 英文を見ずに、音声の0.5秒遅れで音読します(シャドーイング)。
- 完璧にシャドーイングができるまで、繰り返す。
- シャドーイングができたら次に英文に進む。
です。
音読のコツとしては、
- ヘッドホンをしながら音読することで、自分の声に邪魔されずに音声を聞くことができます。
- 英語の音とリズムを覚えるには、音の強弱やスピードを意識する。
- 自分の音読を録音することで、苦手な部分やクセを確認することができます。
- 声を出さず口パクでも効果があるので、移動中でも練習できます。