内容
スライドの役割は「ビジネスにおけるコミュニケーションを効率化する」ことにあると考えています。
もう少し正確に言えば、「ビジネスにおけるコミュニケーションを、より早く、より正確に、より少ない労力で成立させる」と定義できるでしょう。
この3つの要素が、そのままビジネスにおける成功要因になっていることに注意して下さい。
構成要素
スライドに必要な構成要素は、下記の6つです。
①メッセージ
このスライドで最も言いたいこと
②グラフ/チャート・表のタイトル
メッセージの根拠となる分析やデータ、概念図の題名
③グラフ/チャート・表
グラフは「数値を視覚化したもの」、チャートは「概念や関係、構造を視覚化したもの」と考えて下さい。
一般に、海外で「Chart(チャート)」と言えばグラフも含まれますが、本書では整理の都合上、グラフとチャートを分けて扱います。
チャートには、写真やビジュアルイメージ等が用いられることもあります。
④脚注
内容理解に当たって留意しておくべき点
⑤出所
分析に用いたデータやインタビュー、記事等の出所
⑥ページ番号
スライドの作成手順
「メッセージ」「出所」「グラフ/チャート」の順で作成
スライドは下記の手順で作成します。
①ページ番号をつける
②メッセージを書く
③出所を書く
④グラフ/チャートのタイトルを書く
⑤グラフ/チャートを書く
⑥脚注をつける
メッセージ
良いメッセージとは下記3つの条件を満たしているメッセージです。
条件 ①1スライド1メッセージとなっている
条件 ②明快な主張がある(=ポジションを取っている)
条件 ③短い(=ポイントが明確である)
滝グラフ
数値の動きをグラフ上に反映させるフォーマットに、滝グラフがあります。
左端に「前」、右端に「後」の数値を置いて、その数値変化の経緯の要素を横軸に、インパクトを縦軸にとって提示することで、数値変化の要因を直覚的に把握することが可能になります。
面白かったポイント
スライド作成のポイントが簡潔にまとまっていてよい。
復習になった。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆