エフォートレス思考

ビジネス

『エフォートレス思考』グレッグ・マキューン

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内容

頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探したほうがいい。

嫌なことを我慢するより、楽しくできるやり方を探したほうがいい。

 

「ビジネス戦略でもっとも大事なのは、いちばんシンプルで、簡単で、価値のある問題を解決することです。実際、いちばん簡単な問題を見つけるのは戦略の要です」

 

カオスを秩序に変えるのは大好き

どんどん墜落させて、修理して、再設計できる醜い機体をつくったほうがいい。

そうすれば本当に重要な進歩が容易になる。

 

ゆっくり進む

「大きな苦労もなく」目的地に到達できた秘訣は、一定の持続可能なペースを設定したことに尽きるという。

 

日々の戦場で重要なことをより簡単におこなうためのアプローチが開発された。

そのひとつが「ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い」というやり方だ。

ゆっくり動けば、ものごとはスムーズになる。

ものごとがスムーズであれば、より速く動ける。

 

ゆっくり進めば、ものごとはスムーズになる。

観察し、計画を立て、力の配分を考えることができる。

ただし、ゆっくりしすぎると、行き詰まったり勢いを失ってしまう。

 

知識の木

・何らかの分野で基本的な原理を学んだ学生は、その原理を長期にわたってさまざまな問題に応用できる

・顧客のニーズを深く理解した起業家はその知識を多様な製品やサービスに応用できる

・チームビルディングの原則を学んだマネジャーは、その原則を数多くのチームに応用できる

・意思決定のしくみを理解した人は、何度でもうまく意思決定をおこなうことができる

正しいことを一度だけ学ぶのは効率的だ。

事前に正しくエネルギーを投資することで、いつでも何度でもエフォートレスな成果を受けとることができるのだ。

 

「知識を一種のセマンティック・ツリー(意味の木)として捉えることが重要です。そして枝葉・詳細を見る前に、まず幹や大きな枝、つまり土台となる原理を理解しておくんです。そうしないと枝葉をつなぎとめるものがありませんから」

知識の基礎がしっかりしていれば、そこに新たな情報を追加することは簡単だ。

すでに習得したメンタルモデルに結びつける形で、情報をつなぎとめることができる。

 

読書は、この世でもっともレバレッジの高い活動だ。

本を読み終えたら、その本から学んだことを自分の言葉で1ページにまとめよう。

ほんの10分程度でいい。

自分の言葉で本のエッセンスを抜きだせば、知識の吸収が深まる。

要約の作業によって、情報は理解になり、理解が独自の知識に変わる。

 

誰もやっていないことを極める

知識の累積的な成果を得るために、まずやるべきことは、ほかの人から学ぶことだ。

だが最終的な目標は、自分だけの知識を見つけだし、伸ばしていくことである。

他人にとっては難しいのに、自分にとって簡単なことはないだろうか?

今ある知識を土台にして、誰よりもうまく学べそうな分野はないだろうか?

そういうものを見つければ、自分だけのユニークな知識を創造することが可能になる。

独自の知識を持っている人は、信頼される。

人もチャンスも集まってくる。

「自分だけが知っている」という状態は、何よりも大きなレバレッジだ。

独自の知識が評判になれば、何年にもわたってチャンスがやってくる。

 

独自の知識を得るには、時間と努力が必要だ。

だが一度投資すれば、一生にわたってチャンスを引き寄せることができる。

知識はチャンスの扉を開いてくれる。

自分だけのユニークな知識は、永続的なチャンスを与えてくれる。

 

人に教える

広範囲に影響を与えたいときには、人に教えることがきわめてハイレバレッジな戦略になる。

人に教えると、自分も効率よく学ぶことができる。

誰かに教える機会があるかもしれないと考えるだけで、学びの濃度は高まる。

集中力が増し、よりよく理解しようと耳を傾ける。

自分の言葉で説明するために、根本的なロジックを意識するようになる。

 

チェックリスト

チェックリストの優れた点は、考える作業が事前に完了することだ。

思考の入り込む余地はない。

いや、思考はすでに装置の中に組み込まれている。

だから、その場その場で判断しなくても、毎回正しく実行できる。

 

信頼

信頼度の高い構造の場合、期待値が明確である。

目標が共有され、役割が明確に定義されている。

ルールと基準が明示され、優先順位がはっきりしている。

そして、正しい目標に向けて、一貫したインセンティブと報酬が与えられる。

 

時間管理

1自分を何度もイライラさせる問題は何か?

2その問題を放置した場合の年間コストはどれくらいか?

3それを解決するために、数分ですぐにできるステップは何か?

目標は、最小の時間で解決できる、最大のイライラを見つけることだ。

 

面白かったポイント

頑張り過ぎないことが成果を最大化する。

頑張りすぎる自分にとって刺さる言葉でした。

 

楽に成果を出すためには、複利とレバレッジをいかに活用するかということに尽きる。

知識への投資は非常に効果が高い。

引き続き、読書と人に教えることは継続していこう。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

目次

PART1 エフォートレスな精神
第1章 INVERT 頑張れば成果が出るとはかぎらない
第2章 ENJOY 「我慢」を「楽しい」に変える
第3章 RELEASE 頭の中の不要品を手放す
第4章 REST 「休み」で脳をリセットする
第5章 NOTICE 今、この瞬間にフォーカスする
PART2 エフォートレスな行動
第6章 DEFINE ゴールを明確にイメージする
第7章 START はじめの一歩を身軽に踏みだす
第8章 SIMPLIFY 手順を限界まで減らす
第9章 PROGRESS よい失敗を積み重ねる
第10章 PACE 早く着くために、ゆっくり進む
PART3 エフォートレスのしくみ化
第11章 LEARN 一生モノの知識を身につける
第12章 LIFT いちばんシンプルに伝える
第13章 AUTOMATE 勝手に回る「しくみ」をつくる
第14章 TRUST 不信のコストを削減する
第15章 PREVENT 問題が起こる前に解決する

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