内容
今、大きく成長している企業があるのはルールのない業界だけだ。
追い風をつかむこと成長の波に乗ることというのが、企業の成長において最も重要なことなんです。
ベンチャーとは産業全体が成長しているところでしか成長できない。
グーグルは世界中で進めていく中で最も重視するのはアジアだ。
アジアのモバイルに力を入れる。
我々が行ったから市場が伸びたんじゃないんです。
伸びるところがあったからそこに行くべきだったんです。
私が優秀だから行くんじゃないんです、そこの市場が伸びているから、私たちが出ていったんです。
私は波をずっと探してきました。
波というのは探している人にしか見えないものです。
だから探し続けてることが大事なのです。
そして、それが見つかった時にタイミングを計り乗ることが大事です。
大事なのは成長の波に乗ろうということを決めていることです。
面白かったポイント
著者は大学時代から会社を経営し、ダイアルQ2、広告代理店起業を経て、シンガポールで起業家支援をしています。
メッセージはシンプルで「成長の波に乗れ、アジアに波が来ている」ということです。
前半が日本での起業と政府の規制や大企業の方針転換に巻き込まれる話からベンチャーはルールのない業界で大きく成長できることを実感し、後半で少子高齢化で経済成長どころか縮小する日本よりこれから大きな成長をするアジアに軸足を移すことの重要さを経験から語られるのでとても理解しやすいです。
そして、「アジアでルールのない業界」で起業するという今一番大きな波に乗らなくてどうするという気持ちにさせてくれます。
優秀な人材が難しい業界で頑張るより、成長の波に乗って能力を発揮する方がよっぽと幸せだと思いますね。
満足感を五段階評価
☆☆☆