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『ザ・コーチ』谷口 貴彦

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内容

言葉

私たちは、経験したことや知り得たことを、言葉に変換して記憶しています。

そのやり方が、あまりにもいい加減で曖昧だということは、脳に蓄積されたせっかくの宝も、いい加減で曖昧な状態でたまっている、ということになります。

つまり、いつでも適切に活用できるような整理整頓が、できていないということです。

 

人は、より力を発揮するために、他の人と関わり合います。

誰かと言葉を使って意志の疎通を図ろうとする時、同じ言葉の解釈が違っていては、伝えたいことが、相手に伝わらなかったり、誤解されて信頼を失ったりします。

人と人が関わり合って何かを成すためには、前提として、お互いが使う言葉が、同じ理解の下で交わされているかどうかが、とても重要になります。

 

言葉が人に与える影響は強大です。

そして、私たちが一言一句すべてを聞いているのは、ほかの誰でもない、自分の口から出た言葉です。

言い換えれば、私たちは、自分の言葉に洗脳される動物なのです。

 

目的と目標とゴールとは

目標について話をする時は、必ず何のために、という目的を強調するようにしました。

すると面白いことに、みんながだんだんと目的を意識するようになり、それにつれて、自然と仕事へのやる気も高まっていったのです。

目的のための最終的な目印がゴールで、そのゴールまでの途中の目安や、通過点として置くのが目標なんですね。

 

ゴールとは、目的達成のために、ある期日に定めた最終目標のことです。

目的と一緒に見てみると、もっと頑張ろうという気持ちが自然と湧いてくるから、不思議です。

具体的で確実な一つの行動を、目標という指標を立てながら続ける。これが、効果的にゴールや目標を活用する方法です。

 

夢とは

夢は、その人が今この瞬間から先の未来を思って、心から叶えたいと願うこと、純粋に実現したいと思うシンプルなことでいいんです。

どんな些細なことでも、あなたが願っていることは、どれも素敵な夢です。

あなたの心は、何を叶えたいと願っていますか?

 

「死ぬまでに叶えたいドリームリスト100」を作ってください。

ポイントは、願望を書くことです。

 

百個の夢を書き出したら、そのドリームリストをいつも眺めてください。

そのうち、その中から何がなんでも実現したいと思うことが出てきます。

そうしたら、その夢に日付をつけてゴールとして、目的と目標を決めて、行動を始めればいいのです。

目標の達人になる第一歩は、自由に夢を描き、語る習慣をつけることです。

 

ビジョンとは

自分自身や家族、チームや会社の将来の理想像や未来の光景がビジョンですよね。

ビジョンは鮮明でありありとしていて、その光景を頭の中で見るだけで、嬉しいとか、楽しいとか、ドキドキワクワクするとかといった感情が湧くものでなくてはなりません。

ビジョンはゴールに向けて行動するための強化剤です。

 

人がゴールを手にした瞬間に見る光景、それを今想像する。

そして、そのインパクトの瞬間に得られる感情を今味わう。

それがビジョンです。

 

得られるベネフィット

夢やビジョンや目的といった、抽象度が高くて主観的な事柄で、イメージや感情を支配する右脳を刺激し、さらに、現実的な計画や行動基準、あるいは進捗基準といった具体的で客観的な目標で、言語や論理的思考を司る左脳を使う。

このように脳を両方活用するのも目標の達人になるためのコツです。

つまり、自分の脳が最高の力を使ってフル稼働することで、感情と理性が同時にあなたを成功へと導いてくれるのです。

 

人脈

夢、目的、ゴール、目標、ビジョンを明確に設定して行動していくことで、得られるベネフィットとは、

共感者や協力者が現れる

同じ価値観を持った仲間が増える

 

大きな志や目的には、たくさんの共感者が集まります。

その人が、目的のためにゴールを目指して歩いていくうちに、雪だるまのように人の協力が加わって、大きな結果を成すことができます。

最初は一人の目的だったことが、大勢の人の目的に膨れ上がるのです。

つまり、人脈が豊かになるということだ。

 

成長

目標に向かって努力することで人は成長する

目標に向かって努力すれば、たとえそれが叶えられなかったとしても、人は精神的に強くなる

ゴールを目指すことで、どんな人間に成長したかが重要

 

今の自分のままでは成し得ないゴールを目指す道のりは、その人にとって未知の領域です。

人は未知の世界に恐れを感じますが、自分の中の恐れに打ち勝つ力は、ゴールに向かった自分の経験からしか、得ることはできないのです。

誰かと同じ目標に向かって頑張ることで、その後の人生の宝になる絆が生まれる

 

人はどん底にいる時、詩人になると言われています。

夢やゴールを目指す道のりで、時として、人は大きな挫折を味わいます。

しかし、その苦労によって、かえって人の痛みや喜びに深い理解を示す、人間味のある人物になるのでしょう。

 

失敗は、次回の成功のための糧になる

成功している時は浮かれるが、失敗した時は学習する

失敗や挫折は、魅力的な人になるために必要な体験

失敗は、最大の学習と成長のチャンス

 

夢、目的、ゴール、目標、ビジョンは、自分の可能性を最大化するためのツールなんです。

このツールを最大限利用すれば、人生が、自己ベスト更新の連続になります。

 

夢やゴールを達成したかどうかがその人の価値ではなくて、夢やゴールに向かう道のりを経て、どんな人間に成長したかが価値だと思います。

夢やゴールを描くということは、ほかの誰になろうとすることではなく、今の自分を超える自分になるということです。

 

感情

人はゴールを目指し、目標を通過する過程で、様々な感情を味わいます。

たとえば、悔しさや嬉しさ、悲しみや楽しさ、さわやかな気持ちや完了させた喜び、もどかしさやすがすがしさ、ワクワク感やドキドキ感。

さらに、達成感や優越感、喪失感や期待感、満足感や充足感、貢献感や安心感などの感情です。

人の行動は感情に左右されると言われています。

だから、目標の達人になるには、ゴールや目標と、自分のモチベーションの源になる感情をセットにして描くのもポイントです。

 

知識

いつも、夢や目的やゴールを思い描き意識している人は、それらに関する情報を、キャッチできる確率が高くなるということです。

夢や目的やゴールを持たず、漠然と生きている人とでは、入っている情報の質と量が、まったく違うのです。

情報はチャンスです。

それは、誰に対しても公平で、誰の目の前にもあふれています。

多くの人は、それを見失っているだけです。

 

夢や目的やゴールを設定することで、それらに関する知識がどんどん増えることです。

強い願望は、人の学習意欲を限りなく高めます。

 

パフォーマンス

夢やゴールを目指して行動する道のりは、常に何かを選び、決めることの繰り返しです。

つまりその過程で、自分自身の「選択力」と「決断力」が磨かれるのです。

選択と決断の時こそ、人の運命が動き出す時なんです。

 

さらに、決断力が増すと、余計な物事を断てるので、集中力が高まります。

そういう人は、自分の中のエネルギーをある目的やゴールに集中的に投資できますから、当然パフォーマンスも高くなります。

 

目標の立て方

大事なのは、ゴールを語る言葉から抱くイメージが、自分の価値観と合うかどうかなんです。

人によって動詞も、マッチするしないがあるのです。

 

ゴールや目標を立てる時は、行動が伴います。

行動にはエネルギーが必要です。

だから、自分にとって行動のエネルギーになるのが何かを明確にして、ゴール設定すればいいんです。

ゴールや目標に向かう時の動機になる感情が、やりがいや生きがいと言われることなんだ。

人が行動する動機のほとんどは、その人の中で起こる感情です。

 

ゴール達成を構成している要素を分解して、そこに期日と量と基準を盛り込んで旗(目標)を立てる。

 

ゴールをピラミッドに見立てると、スタート時期は、全体の土台を整える行動が先でしょう。

そして、整った土台の上にさらにゴールの要素を積み上げていくイメージです。

 

大事なのは、ゴールを手にする目的を、ゆるぎなくいつも心に抱いて、その道筋、つまり目標設定については、柔軟に考えることです。

目的はゆるぎなく、ゴールを手にする方法は無限にあると知り、目標は柔軟に対応する。

これがポイントです。

 

目標とは、ゴールに到達するために設けた途中の目印です。

そして、その目印を通過するためには、どうするかを考えたものが行動計画です。

目印がなく、行動計画だけだと、どれだけ自分が進んだとか、近づけたかといったことが分からず、不安になったりします。

するとモチベーションに影響します。

 

自分の行動特性を知って、自分にとってベストな行動計画の立て方と、実行の仕方を知らなくてはならないのです。

 

目標文の主語は必ず「私」とすることです。

そうすることで、すべての目標が、自分でコントロールできるものになります。

目標を考える際は、いつ、何が、どうなっているか、という状態を表す目標文にする必要があります。

さらに、目標に目的を加えましょう。

目標には、やるべきことではなくて、通過する状態を掲げるようにするのです。

 

ブレーキ

ブレーキになるのが、二つの恐れです。

まず一つが、変化に対する恐れです。

夢を描きゴールを設定して、それに向かうということは、今とは違う自分になると決意することです。

すると、今までの環境や人間関係、仕事や責任も、当然、変わることになります。

人はみな、現状を維持しようとする傾向がありますから、この変化に対する恐れの感情が、夢やゴールを描くことを避けさせてしまうんです。

 

もう一つの恐れが、選択と決断に対する恐れです。

決断とは、ほかの選択肢を断って、一つに決めるということです。

ほかの選択肢を断たなければならないという恐れが、夢やゴールを設定する時のブレーキになります。

 

ブレーキの力は、夢やゴールや目標の大きさに比例します。

つまり夢やゴールが大きいほど、ブレーキも強力だということです。

ブレーキを感じたら、夢やゴールを小さくすればいいんです。

 

組織の目標

組織が人に目標を与える時のポイントは、会社の目標と個人の目標の接点を見つけて共有する。

これからは心の時代なのです。

今、心が求める目的は、人の数だけあります。

その個々の目的や、夢や価値観やビジョンと、会社の目的やビジョンとの接点を、どれだけ見つけてあげられるか。

目的を共有できない管理者は、ただ自分の責任を細分化して、部下に押し付けているだけです。

 

部下は結果をコントロールすることはできません。

結果は行動という原因が生み出すもので、外部要因も大きく影響します。

だから、上司が関心を持つのは、部下の行動と成長と感情なんです。

上司は結果に責任を持ち、部下は自分の行動と成長に責任を持つ。

この責任の所在を目標設定の時のお互いに共有していないと、信頼関係は生まれません。

 

行動

達人になるために

日々、達人になりたいと思う事柄についての知識を増やし、道具を整え、能力を強化するのです。

目標についても同じです。

 

知識

人は知らないことはなかなかできないものです。

もちろん知識がなくてもできる人はいますが、知識があった方が行動に移すことが早くなる人が多いでしょう。

 

人に知識を伝える時は、三つの項目を意識する

Why、理由や根拠や目的を明確にします。

What、何が必要か、どんなことが全体を構成しているのかが具体的になります。

How、実際に行動するには、どのようにすればいいかが分かります。

三つの知識が揃うと、人はイメージが湧きやすくなって、行動につなげやすくなるのです。

 

プロのスポーツ選手なら、直接的な技術の知識はもちろん、栄養学や心理学や、脳科学の知識も持っている人も少なくありません。

まずはゴールを手にするための要素を、あらゆる角度から洗い出すのです。

 

道具

いちばんパフォーマンスが上がる環境を整えるのも、ツールの一つです。

協力者や人間関係もツールです。

 

能力

いつか訪れる大きな夢やゴール設定のために、日頃から小さな決断と選択の訓練をして、選択力や決断力を上げていくことも大切です。

 

 

成功している人は、やろうと決めたことを最後までやる人です。やれる人です。

だから、目標の達人になるには、どれだけゴールや目標に向かってやり遂げることができるかが、最後のカギと言えます。

一番大事なことは、常に目標に向かって何らかの行動を続けるということです。

目標に向けて行動を継続するコツは、行動計画に定点観測を盛り込むことです。

自分にとってベストなタイミングで、現在地を確認する行動を計画に入れるのです。

 

結果はコントロールできないが、プロセスはコントロールできる。

だから、プロセスに全力を尽くして、結果は神にゆだねる。

 

ゴールを構成する要素を備えるために行動を続ければ、ゴールに近づくにつれ、今よりも高い資質を備えた自分が、未来に存在するようになるというわけです。

ゴールを設定するということは、最高の自分になると決めることです。

 

面白かったポイント

夢、ビジョン、目的、目標、行動計画など、一見同じような意味に感じることを言語化してくれているので、スッキリしました。

ストーリー仕立てで読みやすいです。

 

夢、ビジョン、目的、目標を持つことは自分をアップデートし続けるための強力な方法であることが分かります。

これらを立てている人と立てていない人では、エネルギー量も変わり人生の濃さは変わるでしょう。

 

夢や目標を立てる方がいい、毎日眺めるほうがいいというのは知っているけど、行動につなげられていない人におすすめです。

この本を読んで夢やビジョン、目的、目標を立てたくなることは間違いありません。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

 

目次

第1章 人生の転機
第2章 目標の達人への道
第3章 価値ある恩恵
第4章 障害
第5章 始まりの日
第6章 真実が姿を現す時
第7章 自分に正直に生きる
第8章 ネクスト・ステージ

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