プログラミングと情報発信スキルを身につけて、マッチングサービスのビジネスプランを考えてみてはいかがでしょうか?
マッチングサービスは、データを集めてマネタイズするビジネスモデルで、ビジネスをいろいろな方向に展開することができます。
ビジネスをマッチングサービスとして考える
物販も、商品と買いたい人をつなぐ、ある意味マッチングサービスです。
たとえば、
コスメの情報サイトを作ると、コスメ好きの女子が集まります。
メルマガやLINE@を作ると、登録者のデータが貯まります。
マネタイズは、アフィリエイトかもしれません。
ECでオリジナルコスメを販売する場合は、
購入者やどんな商品が売れているのか購買データが貯まります。
マネタイズは、売上ですね。
コスメを販売できるプラットフォームを作った場合は、
顧客や売れ筋の購買情報に加えて、コスメを売りたい企業や商品情報が貯まります。
マネタイズは、登録費用や販売手数料、溜まったデータを生かして企業にデータ販売やコンサルなど多様です。
マッチングのパターンは無限です。
- 人とモノをつなぐ
- 人と人をつなぐ
- 人と企業をつなぐ
- 企業と企業をつなぐ
- 企業と自治体をつなぐ
などなど
情報発信スキルがあれば、いきなりサービスを開発するのではなく、まずは情報サイトを作って、ニーズがあるのかを検証することができます。
ニーズが見込めれば、既存のWebサービスを組み合わせてプロトタイプを作ってもいいし、プログラミングスキルを生かしてすぐにビジネスを作ることができます。
お金を払ってくれたお客様の情報は資産です。
情報発信とITスキルがあれば、ものすごい価値を産み出せるかもしれませんね。
サービスを4つのレイヤーで設計する
私がITプロダクトを設計する時に考えるのが、
- 人の欲望や行動
- 機能
- データ
- デバイス
の4つのレイヤーで考えます。
まず、ユーザの欲望や行動というのは、
たとえば
- 美味しいものが食べたい→お店を探す
- 沖縄で遊びたい→スポットを探す
- 良い所に転職したい→求人を探す
みたいなことです。
ユーザの行動をサポートするための機能は、
- 検索機能
- 登録機能
- レコメンド機能
- コミュニケーション機能
- 決済機能
などがあります。
データは、たとえば
- グルメサービスならレストランのリスト
- スポットサービスならスポットのリスト
- 転職サービスなら企業、求人リスト
- 顧客データ(会員登録者、購入者など)
- 利用状況(アクセス数など)
- ビッグデータ
などです。
デバイスは、サービスの提供形態で、
- Webサイト
- Webアプリ
- スマホアプリ
- VR
などです。
何かサービスを思いついた時、この切り口でITプロダクトやサービスの大枠を設計しています。
あとは、前回書いたように、どんなデータを集めて、どこでマネタイズするか、そしてどういうマーケティング戦略を打つかを考えます。
アイデアは無限にネットに落ちているし、既存のサービスを使えば無料ですぐにでも立ち上げることができます。
リスクはほとんどないです。
プラットフォームの運営
プラットフォーム系サービスは、欲しい人と提供したい人の生態系を整えることが大事です。
人間の欲望や行動は多様で予測不可能なので、いきなり完璧なものは作れるはずがないと理解したうえで始めましょう。
なので、まずはリリースすること、そして
- 理念に基づいて、ルールを敷いていく
- 意見ではなく、事実やデータに基づいて改善し続ける
ことで生態系を整えていきます。
前回書いたように、4つのレイヤーで考えます。
- 人の欲望や行動はどうなっているのかをデータで判断し、
- 理念やデータに基づいて、機能を追加・削除したり、改善する
- どういうデータを集めればいいのか、ユーザに見せればいいのか
- デバイスに適した使いやすいUI/UX
の観点で改善していきます。
マッチングさせて価値を作ることに喜びを感じたり、混沌とした状況にワクワクする人は向いています。