内容
オンラインマーケティング3.0
- SNSや広告で無料オファーを使って、ファンを自分のページに集める
- ファンの人に、一番成果が出やすい個別指導や講座の高額商品を販売する
- 「2」で購入しなかった人に、低価格な本やオンライン講座を販売する
- 「3」の購入者に対して、オンライン講座をアップセルする
- 最初にオファーした高額商品は未購入だが、その後、ダウンセル商品を買ってファンになった人に個別指導や講座の高額商品を再度販売する
低単価商品から販売してしまうと、低単価商品のみで満足してしまったり、高額商品を買ってくれたかもしれない人を逃す機会損失が発生する
それよりも、いきなり高額商品を販売し、買っていただけない場合には海外でよく行われている低単価商品のダウンセルをするというのが最適解
プロダクトローンチの流れ
売れる前に売れている状態をつくる
集客 SNSなどを用いて見込顧客を集める
教育 見込顧客に商品の必要性を教える
販売 見込顧客にセールスして商品を売る
マーケティングとセールスファネル
ソーシャルメディアは商品を売る場所ではない
ソーシャルメディア
ファンを増やして集客するためのもの
マーケティング(集客)するためのプラットフォーム
セールスファネル
集めたお客様に商品を販売するためのしくみ
セールス(販売)するためのシステム
マーケティングとセールスファネルを分けて考え、それぞれ最適化する必要がある
マーケティングフロー
- YouTube 集客
- Lステップ お知らせ・特典・サポート
- メルマガ 教育・リスク分散
- ローンチ動画 スクリーニング
- クロージング(セミナー) ここでやっと売る
- サポート
いろんな人の目に触れる場所で高額商品の告知をすると炎上する可能性が高い
ステップを踏んだ人=「本気度の高いいいお客さま」だけに告知をして商品を売る
質の高い長尺動画
「信頼を貯める」には「長尺動画」が最適
1本で数十分から数時間をかけて有益な情報を詳しく説明している動画のほうが、信頼できる
毎日投稿する必要はありません。
むしろ、毎日投稿するとうまくいかない場合が多い
質が低いコンテンツを提供すると、逆ザイオンス効果が働き、むしろ嫌われてしまいます。
「週1投稿」だけど、「質の高い動画」を出す
YouTube動画の基本的な構成
- 概要
- コールドリーディング(誤解を解く/衝撃の事実/質問をする)
- メリット/権威性/重要性
- 目次
- 登録誘導
- 結果
- 理由
- メッセージ
- LINEへの誘導
- 復習
- エンディング
YouTube台本作成の7ステップ
- タイトルの決定
- 問題の把握
- 解決策の提示
- メリットの提示
- 権威性の提示
- 本題を書く
- タイトルと興味づけのブラッシュアップ
YouTubeは、台本とCTAがとにかく重要です。
台本は一言一句まで丁寧に書き、CTAは具体的にして最後に告知するのが鉄則です。
視聴維持率を上げるための方法
- 不要な部分を除く
- 画面上に動きをつける(テロップをつける)
- 動画の台本構成に気をつける
- オープニング
- 興味づけ
- チャンネル登録誘導
- ノウハウ
- LINE登録
- エンディング
YouTube動画の横展開
YouTubeの動画を一本作れば、書き起こしてブログに、そのブログを読んでVoicyなどの音声プラットフォームに、テキストならTwitterに、一部を切り取った動画ならTikTokやInstagramのリールにと、ほとんど手間をかけずに、しかもクオリティを担保しつつ量産できる
教育とスクリーニング
- Lステップとメルマガを経由させる
- すべてのローンチ動画にCTAを入れる
- クロージングセミナーを有料にする
「いいお客さま」以外には商品を売っていることすら気づかせない状態をつくる
ジャパネットたかた
- 悩みの代弁
- 恐怖の煽り
- 解決策(商品)
- 商品の機能
- 実績者の声(感情に訴える)
- 値段発表(アンカリング)
- 特典追加
- 希少性(数量や時間制限)
フロントとバックエンドを差別化する2つの解決策
- スクリーニングする
- サポートの質を変える(体験型にする/価値判断の軸を変えさせる)
- ライブセミナー
- オンライン講座
- 英語添削
- 音声添削
情報は無料で、すべて出してしまいましょう。
有益な情報を無料で出すことによって、「情報の質が高いために多くの顧客にリーチできる」「権威性が上がって有料商品の単価が上げやすい」
有益な情報を惜しみなく出すことで、相場を破壊する「ファン化マーケティング」が可能になるのです。
安売り
「学び」や「教育」をコンテンツにしている場合、商品の安売りは厳禁です。
一度安売りしてしまうと、それ以上に高い商品を販売しようと思った時に、どんなサポートや付加価値を付ければ良いのか分からなくなり、自ら首を絞めることになってしまいます。
安い値段でたくさん販売しようとむやみに商品を増やすと、お客さまのニーズをとらえ間違えたり、商品の質が落ちたりして、お客様の信用を失う可能性も高まります。
安売りの弊害
- ネタ切れにつながる
- 次の商品への期待値が上がる
- 高単価商品と差別化できなくなる
- サポートなしなので構造的に成果が出ない
面白かったポイント
学び・教育コンテンツ販売のマーケティングエッセンスがまとまった本です。
学びになったのは
- YouTubeは最強
- 情報は無料で惜しみなく出す
- 高額商品の付加価値の付け方
- フロントでは商品を売っていることを気づかせない
というところです。
もう一度、YouTubeを再起動するモチベーションが上がりました。
満足感を五段階評価
☆☆☆☆☆
目次
Chapter 00
SNSを制するものがマーケティングを制する時代
Chapter 01
世界最先端のSNS動画マーケティングとは?
Chapter 02
世界最先端の「セールスファネル」とは?
Chapter 03
「価値あるコンテンツ」を量産する方法
Chapter 04
実践編① ハイブリッドマーケティングの基本とYouTube動画の作り方
Chapter 05
ライバルに差をつけるYouTubeテクニック講座
Chapter 06
効率的にバズるためのTwitterテクニック講座
Chapter 07
実践編② 集客の基本と高単価商品の販売戦略
Chapter 08
イングリッシュおさる流マーケティング論
Chapter 09
イングリッシュおさる流ビジネス論