商品やサービスの売上を上げるためのWebサイトやブログの始め方を解説します。
- 商品やサービスを販売したい企業や士業、クリエイター
- お客さんを集客したい店舗
- アフィリエイトで稼ぎたいブロガーやアフィリエイター
方は、ぜひじっくり読んで実践していただきたいと思います。
まず、商品ありき
Webサイトやブログを企画する上で、重要なのが売りたい商品やサービスを明確にすることです。
これが明確になっていないと、ターゲットやポジションがあいまいになり、サイトの企画や設計が中途半端になり、お客さんを集客できない、もしくは商品やサービスが売れないことになります。
商品が決まれば、
- 商品やサービスの特徴
- ベネフィット(お客さんにとっての価値)
を洗い出します。
この内容がコンテンツの企画を決める上で、一番重要です。
アフィリエイトで稼ぐ場合
アフィリエイトで稼ぐ場合は、ジャンルや商品選びは収益を決める重要な要素になります。
稼ぐためのジャンル選びは、
- いつの時代も求められるジャンル
- 単価が高い商品がある
- 自分が続けられるジャンルや商品
がポイントになります。
いつの時代も求められるジャンルは、
- お金(ビジネス、副業、節約、投資など)
- 恋愛
- コンプレックス(ダイエット、美容など)
です。
どんな商品やサービスでもサイトやブログを作るために必要な作業は同じです。
なので、稼ぐためには単価が高い商品やサービスがあるジャンルを選ぶ必要があります。
Webサイトやブログは、結果が出るまでに時間がかかります。
継続することが大事なので、続けることができるジャンル選びは大切です。
ターゲットを絞り込む
商品やサービスが決まれば、ターゲットを具体的に決めていきます。
最終的には、具体的な一人まで絞り込みます。
デモグラフィックから絞り込む
デモグラフィックとは、人の属性です。
- 性別
- 年齢
- 住んでいる地域
- 所得
- 職業
- 学歴
- 家族構成
などです。
このような属性をベースに分類し、分析が行われます。
あなたの商品やサービスは、どういう属性の人が買うのか洗い出してみましょう。
ペルソナを設定する
デモグラフィックは、お客さんをイメージするには、まだ漠然としているので、より具体的にユーザ像を設定していきます。
- 趣味
- 休日の過ごし方
- 読んでいる雑誌
- ライフスタイル
- 理想の状態
- 口ぐせ
- 欠点
などです。
ポイントは、人物がイメージできるくらい具体的に設定します。
一人の人物がイメージできるくらいです。
悩みを設定する
設定した人物がどんな悩みを抱えているのかを想像して洗い出していきます。
商品やサービスに関係なく、ライフスタイル全般の悩みを列挙していきます。
人の悩みは、多いくHARMに分類することができます。
- Health(健康)
- Ambition(夢、将来)
- Relation(人間関係、恋愛)
- Money(お金)
です。
ペルソナによって、HARMそれぞれの悩みも異なります。
たとえば、20代の女子なら
- Health(健康):美容、コスメ、ダイエット
- Ambition(夢、将来):就職、キャリア
- Relation(人間関係、恋愛):恋愛、職場での人間関係
- Money(お金):昇給
70代の男性なら
- Health(健康):病気や介護
- Ambition(夢、将来):老後の楽しみ
- Relation(人間関係、恋愛):夫婦や子供、孫
- Money(お金):年金、相続
になります。
このHARMのフレームワークを使うことで、より具体的にペルソナの悩みをリストアップしていきましょう。
ペルソナの感情を想像することが大切です。
- 不平や不満
- 〇〇したい
- 〇〇できない
- 〇〇欲しい
などです。
あなたの商品やサービスを求めている人
あなたの商品やサービスを求めている人はどんな人なのか、口コミや体験談からイメージします。
- 心の底から欲しいと思っている人はどんな人なのか。
- 商品やサービスを購入するために、お金を払うことに躊躇しない人はどんな人なのか。
- 商品を手にしたり、サービスを使って、幸せになる人はどんな人なのか。
生活や悩みまで思い浮かべて、商品やサービスを使った時の様子をイメージしてください。
立ち位置を明確にする
ターゲットが決まれば、企業や個人の立ち位置を決めます。
あなたが提供する商品やサービスは、市場から見てどのようなポジションにあるのかを明確にします。
お客さんは、商品やサービスを選ぶ時は、必ず競合他社と比較します。
その中から、あなたの商品やサービスが魅力的に見え、選ばれなければいけまません。
プロフィールの設定
検索して新しくサイトやブログに訪れた人は、商品やサービスをチェックした後、気になったら「どんな企業なの?あなたは誰?」という状態になります。
そこで、プロフィールをしっかり伝えることが必要になります。
- 何をしている企業もしくは個人なのか?
- そこに至ったきっかけや経緯は?
- 目指しているもの、理想の姿
について伝えましょう。
ターゲットのどのような問題を解決するのか?
ターゲット分析の中で、
- ターゲットの属性
- ターゲットのライフスタイル
- ターゲットの悩み
を深掘りしてきました。
そのターゲットに対して、商品やサービスはどのように解決するのかを明確にしましょう。
たとえば、20代女性のOLさんで、夏までに痩せたいという悩みを解決するとします。
- 時間がない方向けの、毎日20分のトレーニング方法
- 無理をしたくない人向けの、食事メニュー、レシピ、サプリメント
など、悩みと特徴を具体的にして、商品やサービスはどう価値を提供できるのかを考えます。
単純に、「痩せるための料理レシピ」より「20代の時間がないOLのための痩せるための料理レシピ」の方が、ターゲットの興味をぐっと引き付けることができます。
このターゲットの悩みを深堀する作業と悩みをどのように解決するのかを明確にする作業は、今後のキーワードの洗い出し、サイトや記事の企画に重要な作業となります。
サイトで集客、販売、稼ぐためのコアの作業と言っていいでしょう。
なぜなら、あなたのサイトを訪れたユーザは、あなたのサイトを見たいのではなく、あなたの商品やサービスで問題や悩みを解決するために訪れているからです。
特徴やキャラを際立たせる
サイトを訪れたユーザに印象付けるためには、特徴やキャラを際立たせることが重要です。
ユーザはサイトを訪れて、ほんの数秒でこのサイトは自分にとって役立ちそうか役に立たないのかを判断します。
スマホだと、文章を丁寧に読むことはなく、高速にスクロールしながら、気になるキーワードを探し、関心があるところだけ読みます。
その記事がかなり心に刺さるモノなら、他の記事も見てみようというわけです。
さらに、このサイトやブログは面白いとなったら、誰が運営しているのだろうとプロフィールをチェックします。
いいコンテンツを書くというのは大前提ですが、それだけではユーザの記憶に残ることはありません。
特徴やキャラを際立たせることで、記事を読みたいユーザから「このサイトやブログ」の記事を読みたいユーザに変えることができます。
プロフィールを整えるとともに、サイトやブログとしてのカラーを出さなければなりません。
キャラを際立たせるために必要なのは、
- 目標が設定されてる
- 主張が明確
- 一貫性がある
です。
たとえば、商品は工場で作られるのではなくハンドメイドにこだわる、オーガニック成分のみの化粧水、などです。
そして、なぜハンドメイドにこだわっているのかについてのストーリーや将来的なビジョンを明確にすると、そのショップのビジョンに賛同してくれるユーザが集まります。
商品だけではなく、そのお店の活動に興味を持ってくれる人も出てきます。
ファンを作ることは、ビジネスを継続するためにはとても重要な要素です。
ファンがいるから、ビジネスを継続することができます。
目標や主張と発信する情報の内容は、一貫性がないといけません。
発信内容にブレがあると、ビジョンやストーリーが作られたものだと感じます。
キーワードを洗い出す
ここまで、時間をかけて
- 商品・サービス
- ターゲット
- プロフィール
について、詳細に検討してきました。
これらの情報をもとに、ありとあらゆる関連するキーワードを洗い出していきます。
キーワード選びは、Googleの検索結果で表示されるための記事を企画する上で非常に重要な作業になります。
キーワードをリストアップする方法
キーワードを洗い出す方法はいろいろあります。
- 検討してきた商品やサービスの特徴、ターゲットの悩み、解決方法からキーワードを洗い出す
- 競合のサイトからキーワードを洗い出す
- 取り扱う商品やサービスをに関連する雑誌からキーワードを洗い出す
- Yahoo知恵袋で悩みを検索してキーワードを洗い出す
- 関連キーワード取得ツールで関連キーワードを洗い出す
ポイントは、とにかく数多く洗い出すことが大切です。
ちょっと違うなと感じることがあっても、とりあえずリストアップしていきましょう。
キーワードを洗い出したら、カテゴリ別に分類していきましょう。
マインドマップというツールを使うと、きれいに整理することができるのでおすすめです。
フリーマインドなど無料のマインドマップツールがあるのでダウンロードしましょう。
キーワードの検索ボリューム
洗い出したキーワードによって需要が変わります。
キーワードの需要によって、アクセス数も変わります。
需要があるキーワードはライバルのサイトも強いので、最初はライバルサイトがいないキーワードから攻めていくなどの戦略を考える必要があります。
たとえば、「ラーメン」と検索する人は非常に多いです。
- ラーメン屋を探している人
- ラーメンを買いたい人
- ラーメンのレシピを探している人
など、ラーメンというキーワードだといろいろ人が想定されます。
そして、「ラーメン 秋葉原」と検索する人は、秋葉原のラーメン屋を探している人なので、このキーワードの需要はラーメンを検索する人に比べたら非常に少なく、検索結果も秋葉原のラーメン屋に絞られます。
さらに、「ラーメン 秋葉原 とんこつ」と検索する人はさらに少なく、秋葉原のとんこつラーメン店もさらに絞られます。
このように、検索キーワードが具体的になればなるほど、キーワードの需要が減り、検索結果のサイトも少なくなります。
しかし、具体的なキーワードで検索した人は、かなり行動する意欲が高い人だと言えます。
「ラーメン 秋葉原 とんこつ」と検索する人は、この後、秋葉原でとんこつラーメンを食べる可能性がかなり高い。
「ラーメン」という検索ボリュームが大きいキーワードだと、ライバルサイトも有名なサイトしかなく、これからサイトやブログを始める人が「ラーメン」で検索結果の上位を取ることは非常に難しいです。
しかし、ターゲットの悩みやニーズを細かく分解し、それをキーワードに盛り込むことによって、検索ボリュームは少ないけれどライバルサイトは絞られるので、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
さらに、クリックされるための記事のタイトル、ユーザのニーズに刺さるコンテンツを提供できれば、お店に訪れてくれるでしょう。
すべては、ターゲットの分析に基づいた「キーワード」選びが重要になるのです。
Webサイト・ブログのコンセプトを決める
ターゲットとポジション、キーワードを決めたら、材料はすべて出揃いました。
最後にコンセプトとサイトタイトルを決めましょう。
コンセプトを決める
コンセプトとは、ひと言であなたのサイトの価値を伝えることです。
ターゲットに対して、〇〇の私が、こんな価値を提供できます!ということをひと言で言いましょう。
ブログなら、目指すべき最終目標でも構いません。
〇〇の私が、〇〇の目標に向かって、日々の活動を発信するブログです。
みたいな感じです。
コンセプトの型はこれ!というものはありませんが、ターゲットとポジション、キーワードがしっかりしているとユーザに伝わることは間違いありません。
タイトルを決める
サイトやブログのタイトルを決めます。
タイトルは、いつでも変更することができるので、気軽に決めましょう。
- コンセプトをそのまま
- 商品名やサービス名
- 〇〇ブログなどシンプル
なかなかこれというタイトルが思いつかなかったら、競合サイトや本のタイトル、映画のタイトルなどを参考にするといいでしょう。
Webサイト・ブログの企画
Webサイトやブログの企画について解説してきました。
検討する項目がけっこう多いように感じるかもしれませんが、企画はこれくらい詳細に調査し、検討することが大切です。
集客できるか、売れるか、稼ぐことができるかは、この企画でほぼ決まります。
この後は、
- サイトの設計
- サイトの構築
- 記事執筆
- サイトの運用
と続きますが、あとは企画の内容を具体的に形にしていく作業です。
企画がしっかりしていないと、せっかく作ったサイトがアクセスされないサイトになってしまいます。
もちろん、最初から完璧な企画は作れません。
記事を作りながら、アクセス数など指標を見ながら改善していくことになります。
最初からしっかり企画していることによって、改善する時にサイトやブログの方向性はぶれなくなり、一貫性のあるサイトを継続することができるのです。
【決定版】Webサイト・ブログ制作に必要なもの
・ドメイン
※業界トップなのでドメイン取得はお名前.comで間違いありません。
・サーバー
※いろんなサーバーを使ってきましたが、エックスサーバーがコスパ最高です。
・ワードプレステーマ
→WING(AFFINGER5)|「稼ぐ」に特化したアフィリエイトテーマ
※テーマも数多く購入しましたが、WINGが一番使い勝手がよいです。このサイトのテーマです。
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